アークノヴァ/マップ分析
アーク・ノヴァは複数人プレイのボードゲームで、ほとんどの部分でいわゆるイコールコンディション==各プレイヤーでできることが同じです。あ、配られたカードなどによる差はもちろんでてきますが、それは言ってみれば麻雀の配牌の違いというやつでルール的にできることは同じ、ということです。
ただほとんどといった通り、一応違いはあります。それがプレイするマップです。
マップの特性差はかなり大きく、それ故にプレイ方針にすら違いがでてきます。
アーク・ノヴァでは拡張セットがいくつか発売されており、それによって次のように複数のマップが追加されています。
- 基本セット:8種類
- 追加拡張マップセット1:2種類
- 追加拡張マップセット2:5種類
このページでは、これらのマップについて、概要と友瀬的な評価を記載します。
説明凡例†
このページでは、地図ごとに次の視点で情報を整理します。
基本性能†
- そのマップ独特の「特殊な配置ボーナス」とそれに関わる概要説明。
基本的に客観的なルール・事実のみを記載している。
ポイント†
- 「基本性能」に挙げた内容の深堀り説明。
「ルール的な事実」と、「友瀬主観の考察」とが混在している。
固有保全計画ボーナス†
- 保全計画ボーナスはすべてのマップで「7種類」定義されており、そのうちの6つは(一部の例外を除いて)全マップ共通。
この節では「そのマップ固有の1つ」について、「ルール的事実」と「友瀬主観の考察」とを記載する。
独特な戦略†
- 全体を通じて予想できるand/or友瀬が実プレイから気づいた、そのマップ特有の戦略について。
多分に友瀬の主観が含まれます。
マップセット2での変則的な特徴†
マップセット2(地図11〜14、T1)では、今までのマップ(群)とは根本的に異なる特徴が含まれることがあります。
おそらくは、今までのセットでのプレイ蓄積から「あまり選ばれない不利な選択肢」に対して有利性を加えて、今までとは違う戦略が有効になるようにしたのではないかと思っています。
以下、友瀬が気づいた点。
大学/提携動物園からくるボーナス†
具体的には、「大学/提携動物園を複数獲得することによって得られるボーナス」に関するタイミングが再設計されているマップが多いです。
今までのマップでは、このタイプのボーナス獲得には次のパターンしかありませんでした。
- 大学2つ目を獲得
- 提携動物園2つ目を獲得
結果的に、少しでも早くボーナスを得たいのならば、「大学一辺倒」「動物園一辺倒」になる構造になっているわけです。
これに対してマップセット2での追加マップのうちいくつかは、次のようなかたちになっています。
- 「提携動物園1つ目」と「大学1つ目」を獲得
- 「提携動物園2つ目」と「大学2つ目」を獲得
最終的に「提携動物園2つと大学2つの合計4つ取得で、2つのボーナス」というトータル量は変わっていませんが。
従来の「大学一辺倒」「動物園一辺倒」という構造ではなく、
「提携動物園1つ目と大学1つ目」から取るというようなバリエーションが発生したということです。
これにより「早いターンで協会員を増やす」選択肢が増えました。
1つのターンに「大学2つ」or「動物園2つ」を取るのは、協会員が3人いないとできないので難しいですが。
「大学1つ」and「動物園1つ」なら、1つのターンでとれる可能性がある。
協会員獲得に関するボーナス†
従来のマップでは、協会員を「追加3人(総計4人)」にすると保全点1をもらえるようなマップがほとんどでした。
が、マップセット2では「追加2人目(総計3人)」、「追加1人目(総計2人)」からボーナスを得られるようなマップがでてきました。
つまり、以前よりも協会員を増やすことに対するメリットが増えたことになります。
地図ごとの評価†
地図1:展望塔†
基本性能†
マップ内に『展望台』のヘクスが1つだけ存在する。
この展望台の周囲にのヘクスに『普通の飼育区タイル』を置き、そのタイルに動物を配置する(飼育タイルを裏向きにする)と、訴求点を2獲得できる。
得点は『タイルの枚数』基準でカウントする。そのため例えば『サイズ2以上の飼育区』を展望台に隣接する複数のへクスにまたがる形で設置・動物を配置しても、訴求点はタイル1枚分==2点しかもらえない。
展望台に隣接するヘクスのうち、2つは岩場になっているため飼育区を設置できるヘクスは4つ。
つまり最大で4ヘクスx2点=8訴求点分』のアドバンテージを得ることができるマップといえる。
ポイント†
「展望台から動物を見る」ことを売りにして集客・訴求するマップ。
結果、普通に動物を配置するよりも多く訴求点==勝利得点を得られる。
ゲームの終了条件が勝利得点100以上、100点ぴったりで終わることはまずないので、8点稼げるということは他プレイヤーより5%くらいのアドバンテージがある、と考えるとよさそう。
また訴求点は収入にもつながる。訴求点はゲーム序盤なら2点につき1,中盤以降は3点につき1、収入の増加になる。つまりこのマップのボーナスをきちんと適用できていれば、収入ボーナスがない他マップに比べれば投資よりも大きな収入を得られる可能性もあるので、序盤から確実に稼いでいきたいところ。
ただし、訴求点のボーナスを得られるのは通常飼育地だけであるということには、気をつける必要がある。
例えば『ふれあい動物園』や『展示館』などを展望台の隣に建てるということは、マップの利点を潰してしまうやってはならない行動といえる。後援者の特殊タイルなども同様。他にも土地はあるので致命的とまではいかないが、配置に気を使う必要があるのは否定できない。
勝利得点になることを踏まえれば最終的には4ヘクスすべてを埋めることになるが、前述の通り収入面でのメリットもあるので、どちらかというと『できるだけ早めにマップボーナスを得たい』ところ。序盤に小さい飼育地&安価な動物を置くような展開をすべきマップといっていいと思う。
そういう意味では手札に振られやすいリスクのあるマップと言えるだろう。
固有保全ボーナス†
- 「後援者」:選択時&休憩ごとに、手札からお金を払って後援者を出すことができる。
- 後援者限定ではあるが休憩ごとにお金で1アクションを買えるも同様。
出せるand/orよい後援者カードが手札にあれば、それだけで強力なボーナスといえる。 - 通常出しづらい「コスト6の後援者」を出しやすいのもメリットの1つ。
そのお金がどうしても苦しい場合、「次の後援者アクションで休憩モード==お金を得る」アクションをしてもよいだろう。 - とはいえ、後援者カードが手元にないと何の役にも立たないし、あったとしてもそれが「かみ合う」かはまた別の話。
そういう意味で、多少リスクのあるボーナスであることは否めない。 - 紫枠の「休憩ごと発生」いう特性上、できれば早めに解放したいが、最終盤に使う価値もゼロではない。
後援者の多くは「条件を満たせば保全点・訴求点を獲得できる」ので、単純にワンプッシュに使える可能性があるということ。
- 後援者限定ではあるが休憩ごとにお金で1アクションを買えるも同様。
独特な戦略†
このマップのボーナスは『展望台に接した飼育地タイルが表になったとき==動物を入れたとき』に発生するので、なんらかの方法で飼育地から動物を出して『タイルを裏に戻す』ことができれば、再度ボーナスを得られる。
可能であれば、これを見越した戦略をとるのがいいだろう。
具体的な&狙いやすいものには次のモノがある。
- 『大型鳥類館』『大型爬虫類館』を使う。
- これらの大型館はそれを建築した際、すでに配置している該当種を『大型館に移動』することでもともと入っていたタイルを裏返すことができる。
つまり、展望台に隣接する該当飼育地に「鳥類」「爬虫類」にしておけばよい。
- これらの大型館はそれを建築した際、すでに配置している該当種を『大型館に移動』することでもともと入っていたタイルを裏返すことができる。
- 「野生復帰」タイプの保全計画の利用。
- これらの保全計画では、該当する動物カードを「自然に返す」==飼育地を空けることができる。
対応する保全計画がうまくゲームに出てくるか否かというリスクはあるが、そこそこ狙えるだろう。
- これらの保全計画では、該当する動物カードを「自然に返す」==飼育地を空けることができる。
地図2:屋外区画†
基本性能†
管理のための『屋外区画』というヘクスが1つあり、そこに隣接したヘクスに置かれた『普通の飼育区タイル』にだけボーナスが発生:それらの飼育地は『元のサイズより+2』広いものとみなして動物を配置することができる。例えばサイズ1の飼育区であれば、サイズ3以下の動物をいれることができる。
屋外区画に隣接するヘクスのうち、2つは水場になっているため、このボーナスを得られるヘクスは4つ。
ポイント†
「放し飼い」している飼育区を作れる動物園、というイメージ。
アーク・ノヴァでは飼育地は『タイルのサイズ1につき金2』を支払って配置するもの。そのサイズに+2のボーナスがついてくるのだから、配置した飼育地ごとに金4を得しているとみなすことができる。ボーナスを享受できるヘクス数4x金4==金16の下駄をはけるマップと言える。
ただしあくまで『より大きな動物を入れられる』だけなので、そのボーナスなしでも入れられるような小さな動物を出していてはマップを生かせているとは言えない。つまり、潜在的に大型の動物をおくことを求められているマップと言える。
(地図1の展望台類似で)ボーナスを得られるのは通常の飼育区タイルだけなので、『屋外区画』の隣接へクスには特殊な飼育地や売店などを置かないようにすること。2つ以上のボーナスヘクスにまたがって1つの飼育地を置くこともボーナスが無駄になるので避ける必要がある。動物は最大でも大きさ5なので、ボーナスタイルにサイズ4以上の飼育地を置くことも意味がない。こういった配置に気を使う必要があるのが、難点か。
大型動物を置くことが期待されるとはいえ、大型の動物はそれ自体が高価な傾向があるため、作れるからと言ってサイズ4以上をいれられる飼育地ばかりにする必要がないことにも注意。サイズ1の飼育地(サイズ3まで入る)でも十分得なので、そういう割り切りも必要だろう。
また屋外区画は水域は多いが岩は少ない、サイズだけ気にして作って岩がなくていれられませんでした、とかはもったいないので注意。手札と相談しながら作る選択肢もあるだろう。
固有保全ボーナス†
- 「保全点1」:文字通り、ボーナス獲得時に「保全点1」を得る。
- 非常にシンプル。
わかりやすく「勝利得点が3伸びる」こと、および保全点が7以下だったときには「保全点2/5/8達成値起因のボーナスを取得」することを狙うのに使う。 - 正直、他のマップに比べるとおとなしいボーナスになっていると思う。
- 非常にシンプル。
独特な戦略†
地図3:シルバーレイク†
基本性能†
地図上に複数のヘクスにまたがる巨大な池があり、その池の周囲のヘクスには『金2』ボーナスがびっしり配置されている:このヘクスに建物を建てると直ちに金2が手に入るということ
ポイント†
池の周囲の地形を生かして「より良い建築ができる」イメージか。
前述の通り、施設建設したあとに直ちにお金が戻ってくるタイプなのが、極めて特徴的。
建築アクションで作成できる建物は『大きさ1ヘクスにつき金2』となっている。この池の周囲に建物を建てるとそれと同じ「金2」が即座に戻ってくるため『池周辺は事実上無料で建物を建てられる』ということになる。
このゲームでは収入は「休憩」のタイミングで発生するため、大きな投資をした結果金欠になり、休憩発生するまで有効なアクションをとれなくなってしまうケースがしばしばある。休憩を待たず即座にお金がはいるこのマップは、少なくとも建築起因での金欠を避けられる可能性が高い。建築→動物というお金消費が基本となることも踏まえ、全マップの中でも最序盤の爆発力はトップクラスといえる。
逆にいうと、一度建物を建ててお金を得てしまった時点でマップとしてのボーナスはおしまい。『園内レストラン』や『アイスクリーム屋(売店)』のような固定収入を増やすタイプのマップに比べると、長期的には得られるお金は少なくなる。 そういうことも含めて、スタートダッシュが重要な速攻向けのマップと言えるだろう。
固有保全ボーナス†
- 「決断」:ボーナス獲得時にただちに追加1アクションが実施できる。
- 単純に「1手番多くできる」というメリット。
うまく使えばそれによって「ワンプッシュ」できるのが最大のメリット。 - 別の言い方をすると、漫然と使うだけだと「カードドロー」や「建築」といった「点を伸ばしづらい・布石用」アクションしかできない。
もちろんそういう布石は必要だしその1手が効いてくるのは確かだが、終盤に「まくる」ときにはそういう使い方は避けたいところ。 - 「まくる」用法で使う場合、このボーナスを獲得するために「保全計画」を実施していることに注意。
結果その追加アクションは「協会アクションが強度1欄にある」「保全計画に協会員も1人が置かれている」という状態になっているので、その追加アクションで再度「保全計画」を撃つのは案外難しい。
大きな動物をためておくなどが現実的な方向性か。- 一応「大量のXトークン」および「追加勤務(使用済の協会員を未使用に戻す)」や「協会員多数保持」とかでの協会員確保ができるなら、できないことはないが・・・
- 単純に「1手番多くできる」というメリット。
独特な戦略†
- ボーナスタイルの数が非常に多いため、「特殊なタイルを出せる後援者」との相性がよい。
これによって出費ゼロで地図上にタイルを置くことができるので、それを『池周り』に置くことで単純にお金が増える。飼育地に余裕があるのであれば、これによって金策して高価な動物を買うというような使い方もできるので、意識しておくといいかもしれない。
地図4:商業港†
基本性能†
マップの左下端の外縁に『商業港』を示すマークがある。これに隣接するヘクスに何らかの建物が建築されているならば、1ターンに1回、手札1枚捨てることでお金3を得ることができる。
ポイント†
港での貿易を利用できるイメージか。
このゲームでは多くのカードに使用するための前提条件があるため、条件を満たせないために(当面)使えない手札がそこそこ発生する。そういう普通なら『無駄ヅモ』になる手札をお金にして有効活用できるので、無駄なリソースを握りしめて動きが取れなくなるリスクを軽減できる可能性があるマップと言える。
またこれによる「換金」は休憩を待たずに行えるので、これもシルバーレイク同様『序盤から爆発できる』可能性を秘めている。
ただし手札自体はそれほど増やせないリソースなので、普通に使えるカードは「換金」せずに普通に使いたいだろうし、逆にそれも含めて「あえてお金にして回す」方を選択するという手もある。さらにはこういった『無駄な手札を利用する』視点で競合するカードも、他に多数ある。
「手札を出すことで勝利得点を稼ぐ」というゲームメカニズムから言えば一種の「スーサイド/自殺」的な側面があるというのも間違いではなく、そういう意味でどれを換金するかのゲーム的な勇気というか判断力は求められる。
いずれにせよ『換金できる手札』がなければなんのメリットもないマップになるので、積極的にカードを得られるような展開を選びたい。カードアクションの改良、「疾走」「噛みつき」などのカードを得られる能力をもった動物を優先的に使う、など。
- 参考
- 後述の「園内レストラン」は、休憩ごとの収入が「+5」になるようなマップ。
商業港では「休憩を待たずに現金が入る」分育成が回りやすいので、これも単純に比較はしづらいが。
単に金額だけ見るならば、商業港では「休憩が来るまでに2枚以上換金する」くらいでないとわりにあっていないといえる。
- 「引いたけど使えないカードを、死蔵するのではなく換金できる」という点がメリットなので、単純な比較は難しいかもしれないが、単純に考えると「カードアクションを強度2で使って得たカードをすべて換金する」のとアクション数的には同義。
地味に高価といえる。
- 「引いたけど使えないカードを、死蔵するのではなく換金できる」という点がメリットなので、単純な比較は難しいかもしれないが、単純に考えると「カードアクションを強度2で使って得たカードをすべて換金する」のとアクション数的には同義。
- ただ別の考え方をすると:後援者アクションは「アクションを金5にできる」ので、それと比べれば十分得、という見方もできる。
- 後述の「園内レストラン」は、休憩ごとの収入が「+5」になるようなマップ。
固有保全ボーナス†
- 「大学」:ボーナス獲得時、未所持の大学1つを獲得できる。
- 大学は普通「協会アクション強度4」で獲得するもの。この選択によって「追加アクション+Xトークン4つ+使い捨ての職員1人発生」が発生したようなものなので、かなり破格の効果。
- ただし大学自体は直接勝利得点につながらないため、爆発力という視点では大いに劣る。
どちらかというと早めに獲得し、その大学のアイコンボーナスを今後の展開に生かす、というタイプのボーナス。- 例外として、このマップでは「3つ目の大学」を獲得できれば保全点1になる。
後援者にも「大学3つを持っているとxxx」というようなモノがあるので、それらをひっくるめて最終盤の取得対象の考慮には入るだろう。
- 例外として、このマップでは「3つ目の大学」を獲得できれば保全点1になる。
- マリンワールドでの専門大学が追加されたことで、相対的に強化された。
これによって「動物アイコン」1つと「動物アイコン付のカード」1枚を入手できる:微妙なカードだったとしても商業港能力の「金3」に変換できるので保険がついていることまで考えれば、中盤の選択肢として価値が増えたといえる。
独特な戦略†
地図5:園内レストラン†
基本性能†
マップ内に『園内レストラン』のヘクスが1つだけ存在する。
このレストラン周囲のへクスになんらかの建築物があると、金銭収入が+1される。レストラン周囲の建築可能へクスは5つあるので、最大で収入+5とできる。
この「なんらかの建物」は、本当にどんなものでもよい:通常の飼育地だけでなく、売店や特殊な飼育地でもカウントされる。また「占めているへクス数」でカウントするので、1つの飼育地でたくさん押さえてもよい。例えば「ふれあい動物館」をレストランに沿っておくだけで金3の収入が確保できる。
ポイント†
周囲の施設に来たお客様がレストランに来てくれて売り上げが収入になるイメージ。
シンプルにわかりやすい、単純に収入が増えるマップ。
動物カードに依存せずに収入が確保できるので、序盤から低リスク・安定して収入を増やせる確実性が最大のメリット。
ただ言い換えると、増える収入額は大きくはなく、また「休憩待ち」する必要があるので爆発力も低い。
該当ヘクスを埋められなければいつまでもメリットを得られていないということになるので、少しでも早く5マスを埋めてしまいたいところ。
もちろん飼育地は「出したい動物」に合わせて作るべきなので完全に自由というわけにはいかないが、サイズ2の動物が多いことを踏まえてある程度先読みで「サイズ2の飼育地」を立てるなどの戦略も使えるだろう。
いずれにせよ『建てる建物1へクスにつき金2』を支払うことを考えれば、もし先読みが外れたとしても「休憩2回」を迎えれば金銭的にはチャラになるので、多少のギャンブルを張ってもいいだろう。
別の言い方をすると、建ててから2休憩するまでは『マイナス』と考えることもできるわけだ。
建築以外にも特殊な建物を置ける後援者がいくつかあるので、利用できるならそれも狙いたい。
なお、売店を園内レストランの影響範囲に置いた場合レストランの収入+1は発生するが、逆は(園内レストランは施設ではないので当然)売店の「隣に建物」のボーナスは得られない。そのため売店を園内レストランの置くのは効果的ではないかもしれない。
固有保全ボーナス†
- 「大型館」:ボーナス獲得時、大型爬虫類館or大型鳥類館1つを設置してよい。この際、建築アクションの改良はしていなくてもよい。
- 「建築アクションの改良」「強度5での建築アクション」「金10」というかなり重めのハードルを踏み倒して大型館を設置できるのは、強力。
- ただし、これらの大型館はそのサイズや形状の都合上、設置できる場所がかなり限定される。
そのためこの選択をする際には配置上の事前準備は不可欠だし、マップの構成上建築アクションの改良は別途実施せざるを得ないかもしれない。
また、これを使う以上「鳥」「爬虫類」のいずれかを展開できなければ意味がない・無駄になるのも事実なので、カード展開にも左右されるのも難点。
- 「建築アクションの改良」「強度5での建築アクション」「金10」というかなり重めのハードルを踏み倒して大型館を設置できるのは、強力。
独特な戦略†
- マリンワールドで提供された「サイズ5水槽」が使いやすい。
これによって「最初のサイズ5建築」でレストラン周囲のうち3ヘクスを埋めることができ、そのあと「サイズ2」建築で完全にボーナスを得られる:つまり、「最初の休憩から最大収入を狙う」ことが可能。
- もちろん「海生生物」や「サイズ2生物」が引けないと無駄になる恐れがあるが、それらはそこそこ多いので「まったく引けない」というリスクはかなり低いため。
地図6:研究機関†
基本性能†
マップの左下端の外縁に『研究機関』を示すマークがある。これに隣接するヘクスに何らかの建物が建築されているならば、動物の飼育条件1つを緩和できる。
ここでいう飼育条件とは、動物カードのコストの下に記載されているアイコンのこと。
例えば「提携動物園」「研究アイコン」「同じ地域/種別」「動物アクションカードの改良」などが該当する。
ポイント†
研究によってさまざまな条件をクリアできるイメージ。
飼育条件のある動物は、出しにくい分高い性能を有していることが多い。
またそもそも出せずに手札に握っている間は「無駄カード」なので、それを出せる==無駄カードが減るという視点でカード効率が良くなるともいえる。
他プレイヤーよりも「より強い動物を早めにだす」ことで、その性能差でアドバンテージを稼いでいくことを狙うマップといえる。
別の視点から言えば、普通必要になる「動物カードを出すための前提準備」の確保のための手番を実施しなくてよい、という考え方もある。例えば次のようなことをしなくても動物を出せるので、これを他のアクションに回すことができるかもしれないわけだ。
例えば・・・
- 「提携動物園」や「研究アイコンのある大学」を得るための、協会アクションを実施しないでいいかもしれない。
- アクションカードの改良について、「動物アクションの改良」をしない選択肢をとってもいいかもしれない。
ただし「条件を無視できる」といっても、ゲームを進めていくと自然に条件を満たせてしまうこともある。また条件で求められていることは他の用途でも必要なことがあるので、マップの効果を得られづらいこともある。
例えば「アジアの保全計画」を満たそうとしている場合、他にもアジア動物を購入している可能性が高い。そうすると自然と「アジアアイコン」の条件を満たすことができてしまうだろう。さらにこの場合、アジアの提携動物園を取得する価値は十分ある:アイコンの数の確保はもちろん、同時に「動物の購入への金3ボーナス」が得られるので。
そういう意味では「1つの道を濃く」進むのではなく、「いろんな道を浅く」行くような戦略に向いているといえるかもしれない。
いずれにせよ、「条件を持つ動物カード」を引けないと効果が活かせないという側面もあるので、運要素は増える。
「カードアクション強化」などで少しでも多くカードを引く、可能なら山札ではなくディスプレイから噛みつくなど、「良い」カードを入手できるようにしたいところ。
固有保全ボーナス†
- 「機敏」x2:ボーナス獲得時と休憩時に「任意のアクションカード1枚を選んで、強度1スロットに移動」という操作を2回実施できる。
- 「手札に後援者カードがないときの後援者」や「十分な土地があるときの建築」といったアクションを回転するなど、効率的な運用が可能になるのがメリット。
- 休憩に入るタイミングを完全にコントロールすることは難しいのが1つの難点。
また直接勝利得点につながらないので、うまく回さないと他のマップよりも使いづらいのは否めない。 - 研究機関の「動物を出すための前提条件を無視できる」特質を考えると、そういう前提条件を得るための「協会アクション」の実施回数は少なくてよいと考えて、それを流すのが1つの選択肢か。
逆に動物を出すために必要な「建築」や「後援者(による資金)」を優先すべきかもしれない。
独特な戦略†
研究機関で無視できる条件には「動物アクションカードの改良が必要アイコン」も含まれる。
つまり、動物アクションカードを改良しなくてもそういった「中盤以降用動物」を出せるということになる。
アクションカードの改良枚数の限界を考えると、動物アクションを改良しないという選択肢も考えられるということになる。
地図7:ハリウッド†
基本性能†
マップ上に3へクス、このマップ専用の「ハリウッドアイコン」(H) が置かれている。
このヘクス上になんらかの建物を建てることで、ただちに山札からランダムに後援者1枚を獲得。
そして3箇所のハリウッドアイコン全てを押さえると、以後「後援者カード」のコストが1下がる。
ポイント†
後援者が集まりやすく雇いやすい、後援者特化というマップ。
観光地ハリウッドに有力なスポンサーが集まってくるというイメージか。
他のマップはいずれも(方向性の差はあれ本質的に)「動物カードをプレイすることが前提」になっていることを考慮すれば、このマップのボーナスは根本的に方向性が異なるものであり、当然異なる戦略が生まれる。
マップの特典が「追加後援者ドロー3枚+後援者のコスト低下」なのだから、少なくともこのドロー3枚分、できればそれ以上の後援者を出していかないことにはそもそもこのマップを選んだメリットが弱くなってしまう。
しかもポイントとなるハリウッドアイコンは地図上に散らばっているため、「3か所全てを押さえる」までと「全て押さえた後」とでプレイスタイルを切り替える必要がある。
最初の2個までは、結局「後援者カードを追加で得られる」だけ。
後援者アクションでは後援者カードがなくても「金5を得る」使い方ができるが、後援者カード自体は潜在的にもっとよい効果を得ることができるし、デッキ内のカード比率からいえば普通は後援者カードを手に入れられないこともあることを思えば、これ自体は決して悪くない。
条件などで使えないケースももちろんあるが・・・まあそこは「無駄手札を利用する能力」のタネになる、と前向きにとらえるべきか。
そして、このマップの真骨頂は『3か所抑えた後のコスト-1』。
これだけだと、一見たいしたことがないように見えるだろう。実際、例えば『コスト6の後援者がXトークンなしで使える』かもしれないが、逆に言えばXトークン1個分でしかない。
実はこの能力、「後援者カードの改良」とかみ合わせることでとんでもない爆発力を発揮する。
後援者アクションは改良することで『1手番で合計パワーがX+1以下の、2枚以上の後援者カードを使える』というようになっている。
普通のマップではこの能力もせいぜい『コスト3の後援者2枚を出せるけど、それは幅が狭いよなぁ』となってしまうのだが・・・
ハリウッドの「コスト軽減」が加わると恐ろしいことに気づくだろう。
「後援者カードの要求コストが1下がる」のだから、「後援者を2枚プレイすれば、コストは合計2下がる」。
改良後の後援者アクションでは「合計で強度+1まで」プレイできるのだから、結果、強度5でアクションを実行すれば『カード額面の要求合計8まで』をプレイできるのだ。
例えば『コスト4の後援者2枚』とか『コスト3+コスト5』とか。
さらにXトークンを使えば『コスト5を2枚』だって不可能ではない。
とはいえコスト以外の条件を緩和することはできないので前提条件起因で使えないというリスクは残っているし、流石に「コスト5の後援者」ばかりを出せるほどXトークンも続くまい。
また、重要点であるHアイコンのあるへクスはそこそこ離れているため、3か所すべて埋めるには多少時間がかかる。せっかく追加ドローした後援者カードを破棄しては損なので、埋めるタイミングの意識も必要。建築カードの改善もほぼ必須要件となるだろう。
さらに・・・ある意味でここまで書いたことをひっくり返す内容だが、ゲームの本質的に『動物をプレイ』することも必要な作業。
後援者を追いかけてばかりいたら動物が少なく、そもそも人を呼べない状態になっては本末転倒。
バランスは必要なので気を付けよう。
固有保全ボーナス†
- 「動物園」:選択時、提携動物園1つを選択できる。
- 提携動物園は普通「協会アクション強度3」で獲得するものなので、「職員とアクション不要」な分が優位性となっているということ。
この選択によって「追加アクション+Xトークン3つ+使い捨ての職員1人発生」が発生したようなものともいえるので、わりと強い。 - 提携動物園は「動物の前提条件の確保」や「コスト軽減」に役立つものであり、本質的に最終盤に獲得しても意味が薄いので、選択するなら比較的早い段階だろう。
- 直接勝利得点につながらないのが、他のマップと比べた場合の難点。
ただし一部の後援者は、ゲーム終了時に「5種類の地域すべてのアイコンがあるとき」に勝利点を稼げるモノがいる。
そういう後援者を利用できるなら、最終盤に「狙いうち」する価値があるかもしれない。
- 提携動物園は普通「協会アクション強度3」で獲得するものなので、「職員とアクション不要」な分が優位性となっているということ。
独特な戦略†
地図8:アイスクリーム屋†
基本性能†
マップ上に3へクス、このマップ専用の「アイスクリーム屋アイコン」 が置かれている。
このヘクス上になんらかの建物を建てることで、ただちにマップ上に売店タイルを1つ置くことができる。
そして3箇所のボーナスへクスをすべてうめると、以後売店の収入が、売店ごとに+1される。
なおこの「3か所全て押さえると売店収入+1」は、このマップのボーナスで建てた売店だけでなく、他手段で建てた売店でも得られる。
ポイント†
アイスクリーム屋==売店による金銭収入に特化したマップ。
売店は「他の売店との距離」と「周囲にある建物の数」という配置上の難しさがあるが、少し配慮するだけで「設置コスト」、「土地面積」の両方の意味で飼育区+動物以上の金銭的収入を生む可能性がある。ただ「土地アクションカードの改良」をするまでは1アクションで1つの建物しか建てられないため、お金しか生まない==訴求点を得られない売店を建てるのは一般的には避けられる方針。だがこのマップでは普通の飼育地を「アイスクリーム屋アイコン」上に作ることだけで、アクションもお金も使わずに売店を作れるため地味に強力だったりする。
ただし(ハリウッドと同様に)アイスクリーム屋アイコン自体はマップ上にそこそこ散らばっており、3か所全てを押さえるには相応に時間がかかる。また売店の収入は「売店周囲の他の建物」の数に依存するため、そのための建築も必須となることから、序盤の収入増加はおとなしい。
売店アイコン全部を押さえて追加収入ボーナスを得られる頃、つまり売店の数とその周囲の土地がある程度埋まるような中盤以降にこそ真価を発揮する晩成型のマップといえる。
特殊タイルをおける後援者も含めて、うまくマップをカバーしていきたいところ。
なお、拡張セット「マリンワールド」では売店に関連した勝利得点カードがいくつか追加されている。
運よくそれとかみ合わせることができれば、一発逆転につなげられるかもしれない。
- 参考:似たような収入増加のマップである「園内レストラン」と比較すると。
- 園内レストランは、2回目の休憩までにはまずまちがいなく「収入+5」の状態になっているはず。動物の入っていない「空の飼育地」でも収入を得られるのも良い点。
- アイスクリーム屋では、「アイスクリーム屋アイコン」を2か所押さえられるか否かの状態。
他の建物もそこまで建てられていないと思われる(もし建てていても空の飼育地だと売店収入に貢献しない)ためおそらく収入合計では+4に持っていくのがやっとだろう。 - しかしアイスクリーム屋では、2か所の売店+適切に建てた他区画があれば、休憩3つ目にはレストラン越え==+5も難しくはないはず。
固有保全ボーナス†
- 「育児嚢」×2:ボーナス獲得時と休憩時に「カード1枚を捨て札にすることで訴求点2獲得」。これを2回実施できる(最大4点稼げる)
- 不要なカードを訴求点に変換できるのがメリット。
- アイスクリーム屋の場合、金銭面では(少なくとも中盤以降は)余裕があるが、売店の分だけ面積的視点で飼育地の数が減ることが予想される。
そのため「安い≒訴求点の低い動物」を場に出すのは悩ましいケースがある。
「育児嚢」でそういう「出したくない動物」を訴求点に変換するような運用になるだろうか。 - ただし休憩時のトリガーは「ターン終了時の余剰手札を捨てた後」に発生するので、初期状態の「最大手札3」では「手札を3枚してから育児嚢に埋める==手札残り1枚」となってしまうため、非常に使いづらい。1枚埋めるのだってつらいだろう。
よって「最大手札数を5にする大学の取得(これなら5枚から2枚を埋めるので3枚残せる)」や「保全計画ボーナスでかみつきを取っておく(手札最大値にしてからかみつき→育児嚢で1枚多く手札を残せる)」といった対策は必須レベル、といえる。
さらに可能であれば、捨てた後の「少ない」手札で戦うのを避けるためにも。カードアクションのタイミングも考えるべきだろう。 - 以上のような難しいことを考えなくても、ゲーム最終盤・最後の保全計画のときに「単発のボーナス」と割り切ってしまうのも1つの手だろう。
手札が必要という条件はあるが一応「勝利点4」にはなるので、「お金12→寄付で訴求点1==勝利点3」よりはマシなケースも十分考えられる。
独特な戦略†
地図9 地理的動物園†
基本性能†
マップ全体が放射線状におおきく5つの区画に色分け分割されているマップ。
この分割ごとに特定の地域(アジア、オーストラリアなど)が割り当てられており、その割り当てに従った動物:例えば『欧州エリアに欧州の動物』を配置することができれば、マップのボーナスを得られる。ボーナスは次の5種類から任意に1つを選択する;「評判1」、「訴求点2」、「売店1」、「お金4」、「機敏1(アクションカード1枚を選んで一番左に移動する)」。
ボーナス取得は、ゲーム中、各区画につき1回のみ。
トークンを使って管理しているため、例えば「野生復帰」などで動物解放→再度購入としても再度得ることはできない。
ボーナスの選択肢は毎回5種類の中から選べるので、望むなら同じ特典を何度も選んでも良い(例えば2回続けてお金4を得るようなことができる)。
そして5つの区画すべてのボーナスを得た場合、追加で保全点1を得ることができる。
さらにこのマップ独特の点として「保全活動実施時に得られるボーナス」の中に、上記の「地域ごとの動物配置達成」を1か所ただちに満たすことができる、という選択肢がある。
これによって(1か所だけだが)「5区画コンプリート」が達成しやすくなっている。
ポイント†
マップから得られる特典を「5種類から選べる」という独特なマップ。
そのボーナスも多彩で選択肢が多いため、戦況に応じていろんな選択肢がとれるのが強み。多くは他のものと同じといえばその通りだが、独特な動きになるものを挙げると次のようなものか。
- 金4:文字通りお金を得られる。動物を出した時点で収入が来るかたちになるので、結果的にみれば動物を4安く買えたことになる。現金が手元に残るので、特に序盤に輝くだろう
- 訴求点2:マップから直接勝利点を捻出できるのは珍しい。
配置によるボーナスを考えると、理想的には「5種類の地域すべてについて」動物を出していきたいが、現実的にはかなり難しい。
「対応する動物カードを入手できなければならない」という当たり前の問題が1つ。
また地味に大変なのが「飼育区の建築」:マップ上のタイルは隣接して設置していく必要があるので、たとえ対応する動物カードを持っていたとしても「その地域が遠すぎて飼育地を即座に作れない」というような状態は頻発する。
他のマップに比べて全体的な配置を考えなければならないという意味でプレイが難しいマップだと思う。
ともあれ多様な地域の動物をだすことになるため、そういった視点で得がある保全計画や支援者などを狙っていきたいところ。
固有保全ボーナス†
- 「地域1つの動物配置達成」:これを選択したとき「地域ごとの動物配置達成」を1か所ただちに満たすことができる。
- これにより「基本性能」に記載した地域の達成時ボーナス(5択)の1つを得ることができる。
- ただしこの「5種類」をよくよく見ると「金4の一時金」にしても「訴求点2」にしても、他の(このマップで取れる/他のマップ特有の)保全計画ボーナスと比べるとやや見劣りする。
つまりこれによって「動物設置ボーナス5つをコンプリート」して「保全点1をもらえる」ことを確定するために使うのでなければ、これは損な選択といわざるを得ない。
- これにより「基本性能」に記載した地域の達成時ボーナス(5択)の1つを得ることができる。
独特な戦略†
地図10 救命センター†
基本性能†
マップ上に3へクス、このマップ専用のアイコンが置かれている。
このヘクス上になんらかの建物を建てることで、ただちに『特別な掘削』を行える:手札orディスプレイから動物カードを1枚選んで捨てるのだが、その捨てた動物カードを『救命』し、そのカードの動物がまるで「その動物園にいる」かのようにカウントできる。
この『救命』能力で出した動物は『手札からプレイ』されたわけではないので、カードに書かれている特殊能力類は実施されないし、訴求点や保全点などの獲得もない。しかしそれ以外は『普通に場に出した』のと同じように、そのカードの右上に描かれた各種のアイコンを参照することができる。
具体的な例でいえば、「保全計画のカウント」や「他のカードを出すための前提アイコン」として使うことができる。
※一部の「ボーナスへクスを複数回使用する」ような能力を利用しても、『救命』できるのはカード3枚まで。
ポイント†
死にそうな動物をバックヤードで保護しているようなイメージ。
バックヤードなので「お客様を呼ぶ訴求点」にはならないが、動物園全体として「特定の種族・地域の動物を育てている経験がある」ので他の動物育成や後援者の条件には使える、というような感じ。
動物カードのコストや使用条件を無視して、最大3枚のカードを出したような形になるのが要点。
この『救命』能力で出した動物は『プレイ』するわけではないので「お金や前提条件」は無視できるが、その代わり「テキストで書かれている特殊能力」や「カード右下の訴求点や保全点など」の獲得できない。しかしカードの最上部に描かれる情報:「大型・小型といったサイズ」、「岩場・水域アイコン」、「種族アイコン」「地域アイコン」は『普通に場に出した』のと同じように参照・カウント対象となる。
結果、例えば「保全計画や他のカードをプレイするためのアイコンの数」、「大型/小型動物の数」などを水増しできることになる。
動物カードによって右上に書かれているアイコンの個数には差がある。
最悪「1個しかない」動物を出しても十分元は取れるが、できればより多くのアイコンを持つカードを『救命』したいところ。
例えば多くの『ふれあい動物』は右上には「ふれあい動物アイコン」1つしかない。
逆に『多くの熊カード』は『欧州』『肉食』『クマ』というようにアイコンが3つある。
また種族・地域アイコン以外にも「岩場/水域アイコン」もある:これらを2つ持つ動物も、ねらい目だろう。
追加セットのマリンワールドで追加された動物には『地域アイコン』に加えて『水生』かつ『爬虫類/鳥類』というようなかたちになっている動物が何枚か追加された。
しかもこれを「動物」アクション以外:「建築」や「後援者」といったアクションで行えるというのも面白い。。
うまく回れば少ない手番で一気にアイコン数を増やせるので、爆発力があるといえる。
極端な例でいえば、「建築(からの救命)」→「動物」とプレイすることでわずか2手番(かつ動物1体分の最低限の土地・費用で)「種族・地域アイコンを2つ」得ることができるので、最初の休憩前に保全計画を行うことすら不可能ではないわけだ。
また特記事項として・・・
これは『マップ上に3か所の特殊ボーナスが散らばっている』タイプのマップだが、同じタイプの「ハリウッド」「アイスクリーム屋」と比べると「3か所全て覆ったときxxx」という追加ボーナスがないことがわかる。ハリウッドやアイスクリーム屋が「早く万全のボーナスを得るために、急いで3か所を押さえたい」のに比べて、こちらは急ぐ必要がないということでもある。
前述の通りこのカードの強みは『出した動物カードのアイコンを他カードの前提に使える』ことなので、最終盤に出しても意味が薄いのは事実。
だが、例えば「ラスト直前に実施して、保全計画の条件に+1」とか「後援者の終了後条件チェックを満たす」など、再終盤に埋めても役に立つケースはある。
いずれにせよ、そういったアクションに備えた準備がないとそういう追い込みすらできないので、その視点でのアクションが必要となるだろう。
固有保全ボーナス†
- 「評判点」:ボーナス獲得時に「評判点2」を得る。
- 他のマップの固有保全ボーナスと対比するならばこのマップは「協会アクション強度2」相当、といえるだろう。
この選択によって「追加アクション+Xトークン1つ+使い捨ての職員1人発生」が発生したようなものともいえる。 - 評判点は比較的伸ばしにくいので、これはこれで悪くない、か。
- ただしゲームシステム上、評判点は「カードアクション改良」しないと上限9になっている。
そのため何も考えずにとるとあとあと頭打ちしてしまうリスクもある。
逆にいえばカードアクションを改良しているのであれば、評判点10以上は見返りがそこそこあるので積極的に狙っていいだろう。
- 他のマップの固有保全ボーナスと対比するならばこのマップは「協会アクション強度2」相当、といえるだろう。
独特な戦略†
- 草食動物の「動物の混在」
- 救命センターの能力で「埋めた」動物が持つさまざまな能力は利用できないのは前述したとおり。
だが「動物のサイズ」や「種族アイコン」は有効なので、例えば象の類を「救命」すると動物園内には広い土地がないにもかかわらず「サイズ5の草食動物が動物園にいる」状態になる。
これが実は「動物の混在」能力の条件を満たすことができる。
- 具体的に言えば:ヘラジカは「サイズ4で、動物の混在能力を持つ」動物。
これは「動物園内にすでにサイズ4以上の草食動物がいる」ならば、飼育地なしで動物園に入れることができる能力。
普通の動物園であれば、事前にサイズ4〜5の飼育地を作る→それ相応の動物を購入していれるという準備をしなければならない。
土地にしても動物にしても相応に高価な準備が必要なことがわかるだろう。 - が、前述のように「象を救命」すれば、この「動物園内にすでにサイズ4以上の草食動物がいる」という準備ができることになる。
救命には最小1ヘクスの飼育地があるだけでよいので、容易にこの条件を達成できる。
- 具体的に言えば:ヘラジカは「サイズ4で、動物の混在能力を持つ」動物。
- 救命センターの能力で「埋めた」動物が持つさまざまな能力は利用できないのは前述したとおり。
地図11:洞窟†
基本性能†
マップ上に3か所ある「メモ帳」ボーナスへクスを確保すると、その時点で手札から1枚を選んで「メモ帳」という「第二手札」のような領域に置くことができる。
「メモ帳」にカードがあると、休憩発生時にその「メモ帳にあるカード」1枚ごとに金2の収入が発生する。
※一部の「ボーナスへクスを複数回使用する」ような能力を利用しても、『メモ帳』に置くことができるカードは3枚まで。
この「メモ帳」にあるカードは通常の手札とは別物という扱いで、「手札」を参照するあらゆる効果の対象外となる。
例えば「こそ泥で盗まれることがない」し、手札最大数の制限にもかからない(休憩時に手札枚数が満杯でもメモ帳のカードはキープしたまま)。
また、自分の手番であればいつでも「メモ帳から手札に移動」することもできる。
別の特徴として、このマップは「アクションカードの改良ポイントが5か所ある」、すなわち他のマップよりも1つ多く、5つのアクション全部を改良できうるという特徴がある。
具体的には次の通り。
- (他マップ共通)訴求点2を獲得
- (他マップ共通)評判点5を獲得
- (他マップと類似)大学1つ+提携動物園1つを獲得
- 協会員追加2人目を獲得
- 保全計画実施時の「単発ボーナス」の選択肢
さらにさらに、別の特徴として、このマップでは「追加勤務(使用済の協会員を未使用に戻す)」を2つ利用できる。
こちらは「地図上のボーナスへクス」および「大学2つかつ提携動物園2つ」を獲得したときに直ちに発生するタイプなのでタイミングを選ぶ必要はあるが、協会員が多数使えるのは間違いない。
ポイント†
イメージとしては広告戦略、なのかなぁ?
メモ帳に「埋めた」カードは当然「プレイされていない」のでそれを利用した直接的なメリットは得られないが。
「将来なにか起きるかも」という期待感?などから収入を生み出していく。
手札は入手方法が限定的なリソースなので「埋める」のはそれを捨てるのにも近い「デメリット」の側面がある。
また、ほとんどのカードはプレイできれば金2以上の収入につながる可能性があるので、埋めるよりは使ってしまいたい。
さらに、メカニズム上「埋めた」後に休憩を迎えた回数が多くなればなるほどメリットが増えるので「できるだけ早く埋めて」かつ「できるだけ手札に戻さず放置」したい。
このような条件を考慮すると、使い方としては「序盤には出しづらいけど、捨てるには惜しい強いカード」、例えば「パンダ」や「イヌワシ」といった動物カードを埋めておいて、終盤に掘り出して使う、というような感じだろうか。
「時間がかかる代わりに総収入は大きい日光浴」と割り切って「埋めたまま==捨てたとみなして一生戻さない」選択肢もあるにはある。
しかしこの使い方をした場合『地図上に何かを置くと収入が増える』という視点で似ている「園内レストラン」や「アイスクリーム屋」にかなり劣ってしまう:
「レストラン」に比べると、ボーナスへクスの位置や数、手札消費といういくつもの視点で劣っており。
「アイスクリーム屋」には爆発力で劣っている。
そういう意味でも、なんとか「掘り返す」ことを意識するべき。
戦術的なテクニックになってしまうが、ポイントにも記載した通り「追加勤務(使用済の協会員を未使用に戻す)」を多用できるのもこのマップの特徴。
アクション強度(含むXトークン追加)がどれくらい確保できるかによれば、協会アクションが改良済なら例えば「提携動物園確保→それにより追加勤務トリガー→続けて動物園or評判点2確保」のような連続行動も可能。
うまく回していきたいところ。
固有保全ボーナス†
- 「アクション改良」:ボーナス獲得時にアクションカード1枚を改良できる。
- 基本性能に書いた通り。本マップは「アクションカードの改造」を他のマップよりも多く行えるという特徴があり、その選択肢の1つ。
- 他のマップが「提携動物園2個+大学2個」によってカード改良2つを確保するのに対して。
このマップでは「提携動物園1個+大学1個」で改良1つ、「保全計画実施」で改良1つというかたちになっている。
つまり条件を満たす必要はあるものの、協会アクション1回分、改良のハードルが下がっていることになる。
- 基本性能に書いた通り。本マップは「アクションカードの改造」を他のマップよりも多く行えるという特徴があり、その選択肢の1つ。
独特な戦略†
基本性能に書いた通り、本マップは「アクションカードの改造」を他のマップよりも多く行えるという特徴がある。
これにより大雑把に言えば次の2つの新しい戦略が考えられる。
- 戦略1:アクションカード5枚を全て改造する。
- 他マップ同様に、「累計保全点2」になったときの選択肢で「アクション改良」を選択するケース。
- それ以外に保全計画ボーナスで「協会員1名確保」と「カード改良」を取ることになるので、最低2回の保全計画が必須。
その分他のボーナスが取れないので、そこで苦戦する恐れがあるのは難点。
- 戦略2:他とは違うやり方で改造4つに抑えて、他とは違う取り方をする
- どの「改良」を選ばないのかにはいくつかの方法が考えられるが、一番独特で面白いと思うのが「累計保全点2」になったときの選択ボーナスで「協会員」を取る選択肢。
これを前提に、一番最初に実施する保全計画で「保全点2」を取るアクションが面白い。
- 具体的に言うと「保全計画実施時の追加ボーナス」で協会員を取り、また「保全点2のボーナス」でも協会員を取る。
この結果「強化員+2人目」となり、それにトリガーを引かれて「アクション改造」が発生する。 - 他の多くのマップでは例えば「保全点2ボーナスで改造」「保全計画実施ボーナスで協会員」というかたちにしかならない:すなわち 「協会員1人分」他マップよりも優位に展開できることになる。
- 具体的に言うと「保全計画実施時の追加ボーナス」で協会員を取り、また「保全点2のボーナス」でも協会員を取る。
- どの「改良」を選ばないのかにはいくつかの方法が考えられるが、一番独特で面白いと思うのが「累計保全点2」になったときの選択ボーナスで「協会員」を取る選択肢。
「埋める」ことについても、最大3枚ある「埋めたカード」をどう消費するかの戦略も考えておくべき。
基本的には「埋めてあるカード枚数x2」の金銭収入を期待するはずなので「もう次の休憩タイミングがくるまでに誰かが終了トリガーを引きそうな最終盤」まで埋めたままにしてあるはず。
だがそうすると「残ったアクションで使いきれない」というリスクも考えられる。
極端な話、「パンダ」「サメ」「ホワイトタイガー」とか入っていても出し切れないだろう。
対策としてはこんなことが考えらえる。
- 追加アクションができる動物を入れておく。
- 例えば「決断」持ちがあれば、追加で「動物」アクションを実施できるかもしれない。
- ただし、土地やお金といった問題も起こりうる。
- 例えば「決断」持ちがあれば、追加で「動物」アクションを実施できるかもしれない。
- 「プレイする」以外で手札を消費できる能力持ちを入れておく。
- 例えば「育児嚢」や「日光浴」といった能力を持つ動物。
これによって「メモ帳上の使えないカード」も訴求点や金に換えられる。
- 例えば「育児嚢」や「日光浴」といった能力を持つ動物。
- 保全計画カードを入れておく。
- これにより例えば「動物アクションで2枚」「協会アクションで1枚」というように、複数のアクションで消費できる。
- また使用にお金を必要としないので、金欠で止まるリスクも低い。
- 加えて「他プレイヤーからみれば計算外の大きな勝利得点」になりうる奇襲性の高さもポイントが高い。
- これにより例えば「動物アクションで2枚」「協会アクションで1枚」というように、複数のアクションで消費できる。
- 後援者カードを入れておく。
- 発想は保全計画と同じ:「動物とは別タイプのアクションで消費」「お金不要」。
- これも保全計画同様、保全点や訴求点を伸ばす道具になりうる。
- ただし動物や保全計画よりも「貯めておくのにためらいが出がち」のは弱点か。
後援者は「それが場に出ている状態で機能する能力効果」が無視できないものも多く、できるなら出してしまいたいため。
地図12:人工知能†
基本性能†
専用の「人工知能強化アイコン」が最大4つまで獲得できる。
これを獲得すると、並んでいるアクションカードの「強度」の書き換えが発生する。
言葉で説明するのが難しいので、以下表形式で記載する。
| 獲得アイコン数 | アクションカードの強度(左から) | ||||
| 0(初期状態) | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
| 1 | 2 | 2 | 3 | 4 | 5 |
| 2 | 3 | 3 | 3 | 4 | 5 |
| 3 | 3 | 3 | 3 | 5 | 5 |
| 4 | 3 | 3 | 3 | 6 | 6 |
育成状態にはよるが、例えば「同じカードを強度3で繰り返して使用する」とか、「一番右に強度5のアクションをキープしたまま、他カードを強度5で実施する」というような、 変則的・効率的なアクションを行えることになる。
強化アイコンの獲得方法は次の4種類。
- マップ上のボーナスアイコン2つ
- 大学2つめを獲得
- 協会員の追加2人目(合計3人目)を獲得
ポイント†
「アクションの実施強度を強化する」ようなマップ。
マップ名から考えると、「人工知能による業務アシストを利用できる」というイメージだろうか。
なお、人工知能強化ボーナスが「協会員追加2人目(合計3人目)」にもあることを踏まえれば、これもマップセット2らしい「協会員増加が有利」になっているマップとも言えるだろう。
アークノヴァは「特定のアクションばかりを行うと、強度が下がって非効率」という設計がなされており、それゆえに「Xトークン」や「機敏」といった底上げ・循環手段が意味を持っている。
それを前提にしてこのマップの強みをいうなれば、「ボーナスを得たアクション枠では常時一定数のXトークンが無料使用できる」かたち。
すなわち他のマップでは使える数が限られるXトークンを潤沢に使えるようなもので、それによって獲得できる「アクション自体の強さ」をアドバンテージとして進めていくマップ。
別の言い方をすると「手札」や「土地」「お金」といった勝利得点に直結するリソースは直接増えていないため、アクションをそういうリソースにうまく変換する必要がある。
最初の強化2回までは強化対象は「強度3以下のアクション」。
例えば強化2回状態なら、直前の手番に実施した(現在一番左枠にある)アクションカードが「強度3」で使用できる。
Xトークン1個使用することで強度4のアクション:「大学を取得」や「サイズ4の土地作成」ができるし、Xトークン2つを使えば最強強度5にできる。
メリットは少なくないと言えるだろう。
ただしこの段階では、手元にXトークンがない場合、強化はあくまで強度3になるだけ。
これは決して弱くはないが、冷静に考えて、通常のマップで「強度1や2のアクションにXトークンを使って強度3でプレイすることがあるか?」と問われたらどうだろうか。
もちろん「同じカードを強度3で連続使用」できれば、例えば「建築で3以下の土地をたくさん作る」「カードアクションで確実に手札を1枚ずつ増やす」「協会で動物園提携を増やす」など間違いなく有利ではあるが、現実的には「強度4以上の他アクション」を実施したいところだろう。
その意味で、このマップの真骨頂はやはり(他の「ボーナスへクス3つ目から本番」のマップと同様に)強化3回目以降の「従来の強度4枠の強度が5(以上)になる」状態。
誰もが例えば「協会員が残っていないのに、協会アクションが5にあって困る」状況を経験したことがあるはず。
潤沢にXトークンがあるならばごり押しも可能だが、そうでなければ泣く泣く「機敏」や「Xトークンへの変換」、「弱いアクション枠を実行」といった不本意な選択を取ることになる。
似たようなケースは「お金がないときの動物・建設」「後援者が手札にないときの後援者」「休憩間近で、確実に手札があふれるようなカードアクション」などでも起きる。
このマップはこのような「アクションカードの渋滞」ともいえる状態への耐性があると言える:たとえスロット5が「使えない・使いたくない」アクションで「詰まって」いても、4枚目を「強度5==最強状態」で使えるのだから。
さらに言えば「強度5の枠が2つある」ということを生かして「一番右側のアクション枠をないものとみなす」ことで「アクションカード4枚でプレイする」ような戦略も考えられる。 普通のマップなら「強度4枠に戻ってくる」タイミング、すなわち1手番早く「同じカードを強度5で実施」できるので、「特定のアクションを繰り返し強く使う」ことができる可能性があるわけだ。
なお「4段階目の強化」は「強くはあるが、ロスもあるリスクのある選択」ということも理解しておくとよいだろう。
右側2枠のカードの強度が「6」になるため、「合計でコスト6(以上)になるように分割実施」できる「改良後の建築・協会・後援者」には効果的。後援者については、改良せず&Xトークンを使わずに「コスト6の後援者が出せる」という視点でも価値がある。
だが「カード」「動物」は強度6になったからといって何もよいことはない。
このような「無駄」もあることを加味して、4つ目の強化まで手を伸ばすことに割りが合うかどうかは考えるべきだろう。
固有保全ボーナス†
- 「動物の引き寄せ」:ボーナス獲得時、ディスプレイにあるすべての動物カードを手に入れる
- ディスプレイの状況によるが、大量の動物カードを手に入れられる可能性のあるボーナス。
- 引き込めるのは動物だけなので、ディスプレイに動物がいない状況だと効果が低い。
- おそらくは:「AI強化2以上」と「動物アクションカード改良」とを想定している効果と思われる。
この状態なら、お金と土地がある限り「1アクションで動物カード2枚プレイ」を何ターンも連続して実施できるため、なんぼカードがあっても困らないため。
独特な戦略†
- 「催眠」対策
- この他のプレイヤー/マップに比べて『催眠効果の対象になりやすい』という特質がある。
「催眠」は「他プレイヤーの強度3以下のアクションカードを使って追加アクションする」ものであり、そしてこのマップはある程度育っていると「強度3のアクションカードが3枚ある」状態になるため、他のプレイヤーからみると「選択の幅が広い」ため。 - もちろん「催眠で使われてそのアクションカードが一番左に移動」されても強度3で実行できるので、そこまで致命的ではない。
が、アクションカードの順番を乱されることには違いない。
ゲームシステム的に直接引かれてしまう場合どうしようもないが、ディスプレイに流れているケースではなんとかカットしたいところ。
- この他のプレイヤー/マップに比べて『催眠効果の対象になりやすい』という特質がある。
地図13:製図板†
基本性能†
「中央にサイズ2の通常飼育地」がおかれ、さらに「岩・水へクスがきれいに対角線を引く」かたちに配置され、マップ全体がきれいに4分割された構造になっている。
ヘクスマップの都合上少し歪んでいてわかりづらいが、どの区画も「10へクス」の等サイズ。
そしてそれぞれの区画は次の表に示すように、その区画内の10へクスすべて埋めると「埋めたタイミング」と「休憩時」にボーナスを得られるようになっている。
| 区画位置 | ボーナスへクス | 全埋め時ボーナス | メモ |
| 上 | 「金2」2個 | 金3 | |
| 左 | 「カードドロー」1個 「マーキング」2個 | 捕食者4 | |
| 右 | 「訴求点1」2個 | 訴求点2 | 「建築II 」必須へクス2つ |
| 下 | 「Xトークン」3個 | 評判点1 |
ただしこのマップでは、他のマップにある「マップ内の全へクスを埋めると訴求点7」のボーナス」は存在しない。
ポイント†
なんとなく「マップの見た目」先行で作られた、ゲーム的な感じがするマップ。
タイトルも動物園のイメージというよりは「そういうテーブル」という意味でマップ形状から来たような感じがする。
ともあれ、マップの性格・特性は、「素早く・特定の区画に集中して土地を埋める」ことでアドバンテージを稼いでいくというもの。
ただしこのマップでは、他のマップにある「全へクスを埋めると訴求点7のボーナス」は存在せず、また「サイズ2飼育地を作れる保全計画ボーナス」もない。
そのため「マップをぎっしり埋める」という他のマップでも考えられる戦略が柱にありつつも、同じ展開手法は使えないというのが特徴的といえる。
1区画のフル建築が完了すると継続的にボーナスが得られるので、後援者を含めて1手番でも早く埋めていきたいところ。
直感的には、序盤に「金」区画を完了し、そこから得られる潤沢な資金をもって「訴求点」なり「評判点」なりを伸ばしていくのがいいのではないかと思う。
マップの区切りが単調なため、変な地形タイルを組み合わせて置くことが結構難しい。
特に4以上の大きなタイルは1区画に1つしか置けないも同然なので、そのあたりの戦略が必要になる。
ただ逆に言うと「10へクス単位で障害物がない&水場岩場が潤沢にある」ので、全部埋めることをあきらめた区画を作ればいろいろ柔軟に進められる。
「最初から2へクス飼育地がおかれている」というのは一種のアドバンテージではあるが、同時に「マップの周囲に土地を立てづらい」という弱点でもある。
そういう意味では一部の「マップ端に特殊タイルを置く」タイプの後援者とは、やや相性が悪い。
固有保全ボーナス†
このマップでは、固有の保全計画ボーナスが2種類ある。
(その代わり、他のマップにある「サイズ2飼育地」のボーナスがない)
- 「削除」:取得時&休憩ごとに、マップに設置してある「動物が配置されていない通常飼育地」タイル1つを地図上から撤去する。
その際、そのタイルのサイズx2の金も入手できる。- 通常、そういったタイルを作るのにはお金以外にもアクションを使っている。
お金が入手できるといっても言ってみれば「普通に建築したら、必要な金額」が戻ってきているだけということでもあり、無条件に使うと損。
- ただし例えば「保全計画ボーナス」や一部の後援者の能力で「金消費せずに置いた」タイルを戻せば実質的に「お金がわいてくる」ことになる。
- またこれによいて「マップから取り除かれた」ヘクスがボーナスへクスなら、それを再利用できる。
- この能力はマリンワールドで追加された動物「ノコギリザメ」特有の能力でしたが、この地図に採用された。
繰り返し発生することから、このマップ独特のコンボが成立する:これについては次の「独特な戦略」で詳しく解説する。
- 通常、そういったタイルを作るのにはお金以外にもアクションを使っている。
- 「適応2」:ボーナス取得時に、勝利条件カードを2枚引き、2枚捨てる
- いわゆる「隠し勝利点」を得るための条件を変えることができる選択肢。
- 基本的に、最初に配られた2枚の勝利条件カードが低得点になりそうな場合に試みる選択肢。
2枚引いて「元のモノを合わせた全カード(多くの場合合計4枚)」から2枚捨てるので、「最初の勝利条件カード」をそのまま残すこともできるため現状より悪くなることはないし、運がよければ「保全点4確定」になりうる。 - いつ引いても一応役には立つが、最終盤に引くのはさすがに運任せが過ぎる。
中盤くらいで見切りをつける感じの使い方が一番いいのではないか。- とはいえ、他のマップの保全計画ボーナスを考えればこれで「保全点1だけでも増える」なら相応に悪くはない。
独特な戦略†
このマップの最大の特徴というか必殺技といってもいいのが、保全計画ボーナスの「削除」。
これは「空き飼育地を更地にする」モノで、その分の金は戻ってくるとは言え「建築アクション」の分一見無駄に見える。
しかしこれによって削除したヘクスがなんらかのボーナスへクスだった場合、それが再利用できるというメリットがあり。
加えてこのマップの「区画のすべてのヘクスを埋める」こともこれによってリセットされる。
つまりこれによって区画の「休憩ごとボーナス」以外に、休憩ごとの削除+再建築で稼ぐようなことができる。
うまく回ると驚異的に稼げるので、視野に入れておくといいだろう。
- Step1: 上側の「金」区画を、「サイズ5水槽」と「サイズ4通常飼育地」で埋める。
- こうすると「サイズ4飼育地」は自然と「金2ボーナス」を埋めているはず。
このあと、Step3までこの飼育地は開けたままにしておくこと。
- こうすると「サイズ4飼育地」は自然と「金2ボーナス」を埋めているはず。
- Step2:残りの1へクスも任意方法で埋める。
建築でもいいし、専用タイルをおける後援者でもいい。
専用タイルをおける後援者が最初から手札にあるなら、Step1でもそれを加味した他サイズの飼育地を使う手もあるだろう。- これによって「上側区画を完全に埋める」ことができたので、「金3」のボーナスが手に入る。
- 以上のステップは、マリンワールドの拡張アクションカードの「追加で展示館・売店を作れる建設アクションカード」を使えるならもっと楽だろう。
- これによって「上側区画を完全に埋める」ことができたので、「金3」のボーナスが手に入る。
- Step3: 保全計画実施して「保全点2」獲得→「ボーナス削除」と「土地アクションの改善」を行う。
- これによって「削除」がトリガーされるので、「サイズ4飼育地」を削除。
- Step4:建築アクションで、今開けた「4ヘクス」を任意の建築ですべて埋める。
- 元の通り「サイズ4飼育地」を建ててもいいが、それよりは「サイズ2飼育地」「サイズ1飼育地」「売店or展示館」の合計4ヘクス、かつ「サイズ1or2の通常飼育地を金2ボーナスへクス上に」という感じで4マスを埋めることを推奨。
これにより「金2のボーナスへクスを埋める」および「上側区画を完全に埋める」の両方が再度成立、金5が手に入る。 - 今後もこStep4で作った「金2ボーナスへクス」上の飼育地には動物を入れないようにしておく。
- 元の通り「サイズ4飼育地」を建ててもいいが、それよりは「サイズ2飼育地」「サイズ1飼育地」「売店or展示館」の合計4ヘクス、かつ「サイズ1or2の通常飼育地を金2ボーナスへクス上に」という感じで4マスを埋めることを推奨。
- Step5: 次の休憩トリガー。
「上区画を全て埋める」ボーナスで金3が入った上で、「削除」トリガー。
また「金2ボーナスへクス」を開放
・・・という感じで、「1休憩ごとに金5」を稼げるようになる。
同じような感じで「下区画で Xトークン1個と評判点1」「右区画で訴求点1+2」ループを組むこともできる。
地図14:ラグーン†
基本性能†
「協会員」を1人獲得するたびに、デッキから「人間である後援者カード」1枚を入手できる。
また、「獲得時/休憩ごと」の保全活動ボーナスに「人間である後援者カードを1枚無料でプレイする」というのが含まれる。
「協会員1人ごとに1枚ドロー」はゲーム最初に与えられる協会員にも適用される。
そのためこのマップでは、セットアップ時の「配られた8枚のカードから4枚を手札に選ぶ」処理が、「8枚+人間後継者1枚が配られ、5枚を手札に選ぶ」かたちになっている。
また独特のボーナスへクスとして、「波(ディスプレイの一番端のカード1枚を破棄)*3」と「サメの攻撃(評判点が届くディスプレイ上の動物1体を破棄し、訴求点を得る)*2」が配置されている。
ポイント†
「マップ1 展望台」のような「ボーナスヘクスから訴求点を稼ぐ」特徴と、「マップ8 ハリウッド」のような「後援者カード特化」という、2つの側面を持つマップ。
ラグーン==珊瑚礁という名称から想像するに、ハリウッドが「山にある観光地に後援者が集まってくる」のに対して、こちらは「海辺のバカンス地に有力者が集まってくる」イメージか。
また同時に、別途解説したマップセット2の「協会員獲得にメリットが増えた」マップといえる。
後援者系の能力については、他のマップに比べると正直「スロースターター」。
他の多くのマップが「土地を立てる」だけでなんらかのボーナスが得られるのに対して、このマップは「保全計画」や「協会員獲得」といったアクションを実施しないとボーナスにたどり着けず、そのためにはそれなりに手間が必要になるため。
最初に1枚の手札アドバンテージがあるのは悪くないが、それも含めて追加分はランダムドローなので効果的である保証はないのも難点。
もう1つの側面として、独特なボーナスへクス2種(「波」、「サメの攻撃」)によって、他のマップよりもディスプレイのカードに干渉しやすいという特性がある。
こちらは「土地を立てるだけで何かがおきる」という点で便利なのだが・・・
「サメの攻撃」は少々奥まった位置にあるためすぐに埋められるわけではないが、得られる訴求点が(評判点で許容される範囲の)ディスプレイ上の動物に依存するため、急いで埋める必要はないのが救い。
訴求点6以上の動物カードは少なくないので、この攻撃1回で3点くらいは狙える。
「波」ヘクスはディスプレイを1枚ずらすだけの小さな・シンプルな効果だが、うまく使えば「不要なカードを波でディスプレイから消し」「評判射程内に流れてきた有益カード」を拾う、ということは十分狙える。
前述の「サメの攻撃」の射程内に高得点カードを引っ張ってくることも不可能ではない。
固有保全ボーナス†
- 「取得時&休憩ごと」のボーナスとして、「無料で人間後援者を出せる」効果を得られる。
- 通常アクションが必要な後援者を、アクションなしで出せるのは悪くない。
- 過去にも「アクションなしで後援者を出せる」タイプのボーナスはときどきあったが、それらは「その後援者のコストと同じ額の金」を必要としていた。
それと比べても、無料なのは有利。 - 弱点としては「手札に相応の後援者を持っていなければ無駄になる」というリスクがあるということ。
このマップでは確かに「協会員を得るたびに人間の後援者カードが手に入る」のでそこはかみ合っているのだが、言い換えると休憩タイミングでうまく拾うようにしないとならない。 - この効果を当てにして後援者アクションを「お金獲得」用と割り切る手もなくはないが、このボーナスで出せるのは「人間タイプの後援者」だけなのでそこまで偏らせられないのも苦しいところ。
独特な戦略†
地図T1:トーナメント1†
基本性能†
通常のマップにある「休憩ごとに噛みつきの保全計画ボーナス」がなく、その代わりに「休憩ごとに評判点ドロー(評判点までのディスプレイカード取得or山からドロー)」になっている。
そのうえでこの「休憩ごとに評判点ドローの保全計画ボーナス」を取得すれば、以降「手札1枚」を「Xトークン同様のアクション強化」に使える。
ポイント†
他の各マップがかなり「動物園っぽい表現」を狙っているのに対して、これからはそういう「雰囲気」を読み取れない。
後述のように「運の要素を緩和する」ような能力と考えられることも含めて、「競技用」==「トーナメント」という表現になっているような印象を受けるマップ。
効果としてはシンプルでわかりやすいが、同時に明確に強いとは言いづらい。
「とにかく、1回は保全計画をしなければマップ専用ボーナスが得られない」のが1つの弱点。
そのうえで、保全計画後も「手札というリソースをアクション強化に使える」だけで直接的な勝利点には貢献しないのも、弱点とまでは言わないが目立つほどのことでもない。
前向きにとらえるならば、本来であれば「カード1枚ドロー」しかなかった効果が「Xトークンにも使えるカードを1枚手に入れる」に強化された、とは言える。
本来Xトークンを獲得する手段は限定的で、例えば「任意のアクションを1回放棄して1つ得る」というようなレベル。
これと比較すれば、カードアクションは確実に強化されたといえるだろう。
そもそも前提としている「休憩ごとに評判点ドロー」で1枚カードを得られるのだから、その際に「ディスプレイ上のカードが微妙」でもXトークンだと思えばいいというわけで、悪くない。
同様に、マップのボーナスへクスも多くのマップでは「カード1枚ドロー」か「Xトークン1個」かの「機能分割された単機能のボーナスへクス」が統合されたようなことなので、柔軟性が上がったといえる。
このマップ上には「ドロー」x3と「腐肉鳥」x1の合計4へクスがある==「手札兼Xトークンが最大4つ手に入る」のも、能力とはかみ合っていて悪くない。
総合的に見ると:
- ドローが微妙でもそれを使ってアクション強化を行えるので、「カード運の悪さ」起因のデメリットを緩和している
- 「序盤から単体で強い(例えば保全点付きカード)を引いて、保全計画を実施せずに勝利得点を伸ばす」ような「カード運の良さ」でのメリットを押さえている。
・・・というような視点で「運の要素を減らした、トーナメント的な用途」という命名なのかもしれない。
固有保全ボーナス†
このマップも独特な保全ボーナスを2つ持っている。
- 「休憩ごとに評判点ドロー(評判点までのディスプレイカード取得or山からドロー)」
- 上記までに説明済:通常のマップにある「休憩ごとに噛みつき」の代わりに、このかたちになっている。
- 「評判点」:ボーナス獲得時に「評判点3」を得る。
- 他のマップの固有保全ボーナスと対比するならばこのマップは「協会アクション強度2」相当、といえるだろう。
実際には教会アクション2では「2点」しか増えないので、それよりも優位。
ともあれ、「追加アクション+Xトークン1つ+使い捨ての職員1人発生」が発生したようなものともいえる。 - 評判点は比較的伸ばしにくいので、これはこれで悪くない、か。
- ただしゲームシステム上、評判点は「カードアクション改良」しないと上限9になっている。
そのため何も考えずにとるとあとあと頭打ちしてしまうリスクもある。
逆にいえばカードアクションを改良しているのであれば、評判点10以上は見返りがそこそこあるので積極的に狙っていいだろう。
- 他のマップの固有保全ボーナスと対比するならばこのマップは「協会アクション強度2」相当、といえるだろう。
独特な戦略†
繰り返しになるが、このマップでは「条件を満たした後は手札がXトークン類似になる」という特性がある。
他のマップに比べると相対的に「手札が強い」といえるため、これを優先する選択肢は有効といえるだろう。
- カードアクションの改良を急ぐ:単純にドロー枚数が増えるだけでXトークンが増えるようなもの。
- 手札増加大学を取得する:余剰の手札を持っていなければならないので、その枠を増やすことが有効。
複数マップに関わるメモ†
「xxxに隣接するヘクスにxxx」系のマップ†
このゲームでは、マップ上に描かれている「岩場」や「水場」には基本的には建物を建てることができません。
しかし、一部のカードの能力ではこれを無視して、こういう場所に建物を建てることができます。
これを使って「化ける」ことができるのが、『隣接するヘクスに建物がある』ことを条件とするマップ。
具体的には『展望台』『屋外区画』『園内レストラン』の3つ。
これらのマップは、中心となるマップ固有施設の周囲に岩場や水場があり、結果ボーナスを得られる『隣接ヘクス』の数が制限されている状態になっています。
つまり、これを逸脱できれば・・・というわけです。
基本セットでは、これを行えるのは後援者カード1種のみ。
拡張セットマリンワールドでは、建築アクションカードのバリエーションでこれを狙えるようになっています。
どちらにしても運の要素が大きいですが、機会があれば狙ってみては。
個人的な総評†
ここまでも友瀬の意見を書いてはいいますが、いちおー「一般的に」といえそうな範囲で書きました。
これ以下は、完全に友瀬の個人趣味の世界です。
友瀬的に使いづらいマップ†
いくつもあるが、絞って言うなら次のモノか:
アイスクリーム屋、商業港、研究施設、地域的動物園、ラグーン。
アイスクリーム屋は、晩成型のマップの一つ。中盤以降の金策力は驚異的なのだが、売店自体がタイルを占領してしまうことも含めて、その建築に気を取られて肝心な動物用の区画を伸ばすのが難しくなりがち。
商業港は、とにかく手札を増やせないと動きが取れなくなるのが厳しい。
カードアクションでは「噛みつかずに強度4以上で手札を増やす」、カードを引ける動物や後援者を積極的に使う、改良はカードアクションから・・・などなど、とにかくカードをたくさん引けるように構築していく必要がある。
そういう意味で、手札枚数についての依存度が強い。
研究施設は、これもカード依存度が高い。前提条件がある動物カードにしか意味がなく、かつゲームが進むと自然と条件が満たされてしまい役にたたなくなるケースが多い。
ラグーンは、現状まだ「良い流れ」をつかんだことがないので、正確には「苦手」というよりは「よくわからない」というのが正しい。
地域的動物園は、飼育区の建造場所が引いた動物カードの地域に振られるのが根本的な問題。うまく届かせるために歪な建築になりやすい。
友瀬的に好きな(≠強い)マップ†
ハリウッド、レストラン、シルバーレイク、人工知能、か。
ハリウッドは『主軸が動物にない』という、このゲームのセオリーから外れている数少ないマップ。
もちろん動物を出さないわけではないが、後援者から得られる多彩なボーナスで他人と違ったベクトルから点を稼げるのが面白い。
レストランとシルバーレイクは、カードに依存せずにボーナスを得られるので安定しやすく、またどちらもわかりやすく収入を伸ばせるので使いやすい。
人工知能は中盤以上のおかしなアクション強度が楽しい。
ご意見などがあれば。
- 反映できていなくてすみません。
マップセット2の追加マップがわりと「固有保全ボーナスが特徴的」なことも含めて、その節を追加しようと検討中です。 -- ともせ%管理人。 2025-10-24 (金) 21:32:51 - 一部のマップはマップ固有保全ボーナスの効果も大きいです。
シルバーレイク:決断があるので、ラストアクションで保全計画を撃てるとそこからワンプッシュできる。
研究施設:保全時と休憩時に機敏×2で不要なアクションを飛ばせる。
アイスクリーム屋:保全時と休憩時に育児嚢×2で不要なカードを訴求点に変換できる(休憩時はカード捨てたあとなので、大学でカード枚数増やすのは必須) -- ありよし 2025-04-30 (水) 23:58:24

