チャットコマンドとは、
「ユーザーがRO画面上で文字入力→/savechatしたとき、その文字情報を解析して、そこに記載されている情報を元にホムンクルスが動作を行う」というものです。
命令自体および「/savechat」という文字入力を伴うため操作系としては「遅い」のですが、そのかわりに文字特有の複雑な情報入力を行えるのが特徴となります。
また Gleneleg では、GlenelgAI本体と GlenelgWatchとの間の通信のためにも使用しています。
チャットコマンドはROクライアントが作成するチャットログを参照するものですが、その性能確保のため、チャットログのファイル名を変更してしまいます。ファイル名は"savechat_xxxxxxx.txt" (xxxxxは無意味な数字)になります。
チャットコマンドを利用するためには、事前に設定をしておく必要があります。
共通:Chatコマンドで設定を行います(Glenelgフォルダ内の chatdata.txtを手動編集してもよいです)。
チャットコマンドは、以下のようにして使います。
上記操作で作成されたチャットログを元に、ホムは命令解析・実行を行います。
解析は、最も新しい数行のチャットログの範囲からのみ実施します。
もしチャットログ上に複数の命令が見つかった場合、「最新の1行」の内容を実施します。(より古い命令は無視されます)
現状、チャットコマンドでホムに指示できる内容は以下のものです。
各種命令操作で行えるものと同じになります。
項目 | 機能 | 入力方法 |
敵ごとの優先度 | ある特定種類の敵に対する攻撃優先度を指定できます。 優先度は0~9の半角数字で指定します。 |
!優先度 <敵名> <数字> (例:"!優先度 ポリン 4") |
アクティブ・パッシブ | ある特定種類の敵に対するアクティブ・パッシブを指定できます。 アクティブにするなら「ON」を指定です。 |
!先行 <敵名> <SW> (例:"!先行 スモーキー on") |
接敵・非接敵 | ある特定種類の敵に対して「非接敵」「白兵戦」の指定ができます。 非接敵にするなら「ON」を指定です。 |
!非接敵 <敵名> <SW> (例:"!非接敵 アルギオぺ on") |
攻撃スキル使用率 | ある特定種類の敵に対して攻撃スキルを使用する率を指定できます。 使用率は0~9の半角数字で指定します。 |
!スキル率 <敵名> <数字> (例:"!スキル率 エンジェリング 0") |
攻撃スキル使用レベル | ある特定種類の敵に対して使う攻撃スキルのレベルを指定できます。 使用レベルは0~5の半角数字で指定します。 |
!スキルレベル <敵名> <数字> (例:"!スキルレベル バースリー 1") |
対詠唱動作 | ある特定種類の敵の詠唱に対する動作指定です。 指定は0~4の半角数字、0なら動作なし、1なら白兵戦での妨害、2ならスキルも併用します。 3,4はその敵が詠唱開始した場合に優先度変更をします。 |
!対詠唱 <敵名> <数字> (例:"!対詠唱 デビルチ 1") |
ボスとの同時攻撃 | ある特定種類の敵に対して、ボスが攻撃した場合に同時に攻撃を行おうとします。 同時攻撃するなら「ON」を指定です。 |
!同時攻撃 <敵名> <数字> (例:"!同時攻撃 リビオ on") |
手加減モード | 手加減モードでの動作を設定できます。 手加減するなら「OFF」を指定です。 |
!手加減 <SW> (例:!手加減 on) |