多くの公開AI同様、Glenelgでもいくつかの動作条件についてユーザーによるカスタマイズが行えるように作成しています。
もちろん、カスタマイズは「任意」です。
Glenelgは、何もカスタマイズしなくてもとりあえず動作します。
実際に使ってみて、うまくいかないと感じたらカスタマイズを試みてください。
Glenelgでサポートしているカスタマイズ方式は大きく3つあります。
Glenelgでは、ROの画面上でのマウス+キーボード操作でカスタマイズを行う『命令操作』という仕組みをサポートしています。
独特な操作体系になっているため、別途詳しく説明します。
Glenelgでは、Glenelg WatchというWindowsアプリ(Net を利用したWindowsアプリ)を同梱しています。
このアプリ上のGUI/CUIを利用して、AIの動作項目を設定できます。
詳細は別ページで記載します。
最初に明記します:この方法は通常実施する必要はありません。
この方法は「AIの作り上可能」というだけで、ほとんどの設定は上述した2つの設定方法の両方またはいずれかで実施できるためです。一応こちらでのみ設定できる項目もあるにはありますが、ある意味でデバッグ的・試験的なものだとご理解ください。
Glenelgのファイル群に「ai_option.ini」や「ai_option_xx.ini (xx部分は数字)」というファイルがいくつかあります。これがGlenelgの設定ファイルです。
一般的なテキストファイルになっていますので、必要に応じて編集してください。
どんな設定が可能かは、すべて設定ファイルに記述されています:設定変更できるパラメータと、その値をどう変更するとどう動くかの説明とが併記されていますので、そちらを読んで変更してください。
以下に一例をあげます。
# 攻撃系スキル自動発動率(オートスペル的なスキル使用)。 # 値は0~100の間で設定すること。大きいほど使用率が高い。 # この値と残SPによって、攻撃スキルを使う。 # もちろん攻撃スキルがないとダメなので、 # 実質的にフィーリル&バニルでのみ意味がある。 ATTACK_AUTOSKILL_RATE = 5
「#」で始まる行はすべて説明。
xxx = nnn という形で等号記載になっている部分が設定できるパラメータです。
なお、Glenelg Watchからは iniファイルに含まれているもの、画面操作での学習操作のそれそれ一部を設定できます。
Glenelg Watchではiniファイルのすべての項目をサポートしているわけではないため、Glenelgをフルカスタマイズするには iniファイル編集が必要です・・・が。
iniファイル限定の設定は高度なものが多いため、通常実施する必要はありません。