標準AIでは、ホムンクルスは「自分」と「オーナーであるアルケミスト」以外のプレイヤーキャラクターは何も認識していません。
ですが、実際にはそういうキャラクターにも「共闘すべき仲間」と「第三者/赤の他人」というような差が存在します。
簡単に言えば『友達』とは、ホムンクルスにとって「共闘すべき仲間」のことです。
そして「友達機能」とは、ホムンクルスに「あるキャラクターは仲間だ」ということを教えるための操作です。
この機能を使用しないかぎり Glenelg は他のPCを「第三者」とみなして、横殴りしないように限定的な行動しかしません。
Glenelgでは他プレイヤーを友達として扱うための機能が大きく3つ存在します。
「全員友達モード」、「友達登録」という2つの登録方法と、「特友」という特別扱いを行う設定です。
以下、それぞれについて説明します。
「全体友達モード」とは、ホムンクルスの1つの状態を表すモードのことです。
主な用途としてはメモリアルダンジョンのような「周囲にいる他プレイヤーが全員味方である」ような状態で使うことを想定しています。
この状態では、ホムンクルスは(後述の)友達登録の状況に関係なく、すべての他プレイヤーを「友達」と判定します。結果、誰が戦闘していたとしても横殴りを気にせず攻撃を行います。
この「全員友達」状態は「中期的な記憶」として設定されており、テレポートやコールホム・リザレクションホムなどでAIがリロードしたとしても状態を維持しています。明示的な解除は可能です。また明示的に解除しなくても(他のキャラに切り替えるなどして)「他のホムンクルスを使用」または「設定後1日が経過」で自動的に解除されます。
命令待ち状態で選べる命令メニューから設定します。
Glenelgの初期状態では、「命令待ち状態:基本メニュー」で設定できるようになっています。詳しくは命令待ち状態での操作:基本メニュー編を参照してください。
「友達登録」は、ギルドメンバーや固定PTなど、「いつも一緒に行動している」「MD以外のフィールドでも共闘する」ような仲間を想定している機能です。
その相手を1人1人「登録」していくことで、その相手を「友達」として扱います。
Glenelgは、敵を探す際に「友達」も考慮の対象にします。
具体的には、以下のような動作がなされます。
別の言い方をすると、友達登録とは
・・・以上を目的とした教育操作・・・ということになります。
友達としたいキャラクターを「ALT+SHIFT+右クリック」することで、そのキャラクター1人を友達登録できます。
また一度登録したキャラクターを再度「ALT+SHIFT+右クリック」することで、登録から解除することができます。
詳しくは「基本的な命令操作」内「友達登録」を参照してください。
一度「登録した友達」はアカウント共通の記憶として保存されており、以後明示的に解除するまでは継続的に「友達」として扱われます。
ホムンクルスが安息や死亡でRO上から消えたり、ログアウトやROクライアント自体を終了しても、次にホムンクルスを呼び出したときには「友達」状態が維持されています。
また「アカウント共通」なので、あなたが使っている「他のケミ/ホムンクルス」でも共通で扱います。
前述の方法では、友達を「1キャラずつ」登録/削除することしかできません。そのため、大規模なPTだったり、モンスターハウスのような「全員味方」のときには現実的ではありません。
そのようなケースでは、次のような方法も利用できます。
「特友」は、Glenelgにとって「特別に扱うべき1人」になります。
「友達」とは独立して指定することもできるものです。
特友を指定する場合、その相手に対しては「友達登録」も行ってください。
つまり、特友指定は「友達登録を行った後、追加で行うもの」になります。
特友を指定した場合、Glenelgはその特友には以下のような対応をします。
コマンドシフト1段階(ケミの左下エリアをALT+SHIFT+右クリック)した状態で、友達としたいキャラクターを「ALT+SHIFT+右クリック」することで、その相手を特友として登録します。
これに加えて別途普通の「友達登録」をする必要があります。
特友は1人しか指定できないため、特友になっているキャラクターとは別の相手を特友指定すれば、それまでの指定は解除(上書き)されます。
完全に解除するには、「特友になっている相手を再度特友指定」するか、ホムを再起動、またはその特友を見失わせるかしてください。