友瀬のスタンスというか、生活環境と電子マネーの使用状況†
まずは友瀬のスタンスを書こうかと思います。
というのはこの電子マネーまわりの話は、生活環境によっていろいろ前提が変わると思うため。
以下詳しく書きますが、友瀬は現状SUIICA依存率が高く。
そしてそれは「友瀬の生活圏にはSUICA決済できる場所が多い」からこそ成り立つわけです。
生活圏が関西ならSUICAではなくICOCAで同じような感じにできるかもしれませんし。
そもそも鉄道圏外など、対応店舗が少ない場所では難しいかとは思います。
というわけで改めて。
友瀬はいわゆる首都圏で生活していて、自宅近辺は自転車で、距離が伸びたらバスや電車で生活できる。
食事は自宅でのかんたんな料理、この場合食材は近くのスーパー/ネットスーパーを利用。
自作しない場合、駅前近辺店舗での外食/テイクアウト。
それ以外のモノはほとんどの場合ネット通販。
PC系については小サイズのものは直接店舗に行くかな。
で、これを前提に、友瀬はほとんど現金を使わない状態になっています。具体的には:
- 「実店舗での支払い」はほとんどすべて「モバイルSUICA」です。
- SUICAには「2万円」という上限があるので、一万円を超えるような買い物はクレジットカードで対応しています。
- ネットワークでの買い物は、いずれもクレジットカードで対応しています。
現金を使うのは、そういう支払いに対応していない「近隣の町食堂」や「コインランドリー」「町医者」など。
加えて「コインランドリーで必須の100円玉」を入手するためにあえて現金で支払う、とかですね。
出発点:上記記事の男性は、そもそも「時代に取り残されている」のか。†
「取り残される」という表現は、合っているとは思いません。
友瀬は「間違いなく電子マネーは便利だから使うべき」とは思いますが、同時に弱点があるからそれに頼り切るのもダメだと考えています。
今後どんなに電子マネーが一般化していったとしても、どんなに少なく見積もっても今後10年は「リアルマネーと電子マネーが共存」するはず。
「電子マネーを使わない」==「取り残される」なんて表現はできるとすれば、例えば「現金お断り」の店が過半数になってから。
そしておそらくそれは、かなり先の未来。つーか友瀬には想像ができないレベル。
むしろ「ある程度の現金払いにはいつでも対応できる」ようにしておかないと、「先走りすぎ」だと思います。
あ。ちなみにこの「電子マネー」にはクレジットカード/デビットカードといった旧来の「キャッシュレス」の仕組みも含めてです。
というか、たぶんですが、ある人が電子マネーへの比重が重くできるか否かは、クレジットカード/デビットカードでの支払いに対する抵抗感の有無に近い気がします。
電子マネーはある程度「クレジットカードと連携」することが求められるので、これらのカード支払いに忌避感があると、やっぱり使いづらい。
友瀬がSUICAを選んでいる理由†
ある意味で結果論的な話もあるにはあります。
「最初期から使えたand最初に手に入れた電子マネーデバイス」というのはやはり大きいです。
ただ、その後のいろんな電子マネーに乗り換えずにいるのも、理由はないわけではなく。
以下、もうちょっと踏み込んだ理由など。
- 最初は電子マネー目当てではなかったが、電子マネーとして使ってみたら「革新的体験」が非常に良く、生活が変わったと言えるレベルだった。
- きっかけは、通勤のためにいわゆる「SUICA定期券」。
定期券としての機能としては、この時点では紙定期券とあまり変わりはしなかった。
というかむしろ「タッチする手間/ミスタッチで止まってしまうリスク」のほうが問題なのではと気にしていたくらい。
- 1つめの「革新的体験」は、友人宅に遊びに行ったときの「楽さ」。
運用としては「初乗り〜途中までは定期区間+途中から友人宅駅までは追加料金」で、従来だったら「到着駅で清算機での清算」をしていました。
が、ここで SUICAに事前チャージしておけば、清算機を使わずに改札をタッチ通貨できる。
帰りも同様で、従来は切符を買うために券売機に行列して何人もの順番待ちをするのが当たり前だったところ、「行きに往復分を意識してチャージ」しておけば、券売機も清算機も不要。実に快適でした。
- もちろん「チャージのため」に券売機を使う必要があったので行列をゼロにはできなかったけど、それでも回数が減るだけで劇的だった。
しかも券売機前でも「必要な金額のボタンを探す」手間が不要になった:「千円を突っ込んでチャージ」すればいい。
乗り換えや往復で2千円以上かかる?じゃあ出発時に3千円チャージしておけばもう並ばなくていい、となるわけです。
- 2つめの「革新的体験」は、カードのSUICAからモバイルSUICAに乗り換えたとき。
「レジなどに並ばずチャージできる」ようになり、また「いつでも残高が確認できる」ようになった。
これができたことで「SUICAで買い物することが増えた/現金を使うことが激減した」のは間違いない。
- 「チャージで並ばなくていい」というのは本当に大きい。
これは通常のお金もそうだが、従来の定期券で必要だった「年/半年に1回の定期券更新」ですら、みどりの窓口に行列する必要がなくなった。
また「お金」という視点でも「ATMに並ぶ」必要がないわけで、現金にすら勝るメリットになった。
- いちおー「現金もゼロにはしない」のでATMは使うんですが、それこそ「誰もいないときに並ばずにやる」かたちでよくなったわけです。
- 残高確認も「買い物用途に使う」ことに極めて効果的だった。
要は「財布の中身を見て、あ、これなら足りるな」と考えて買い物するのと同じことを行えるわけですから。
また次の3つ目にもかかわりますが「小銭」視点でのメリットも大きい:「お札と小銭を数える」手間なく「所持金額が可視化」されるんですから。
- 3つ目の「革新的体験」が、KIOSKでの購買。
昔日記に書いたこともありますが、小銭がいらないため手軽&高速になり非常に快適だった。
- 他の電子マネーに乗り換えたり併用したりをしていないのは、もちろん「流れ」もありますが。
「SUICAの利便性にかなう相手がいなかった」かつ「複数の方式で残高管理するのは面倒」ということになるかと思います。
- 他の電子マネーではいわゆるポイント還元が強かったりするのも事実なので「完全に使っていない」わけではないんですが、結局「複数管理が面倒」で放置気味です。
- タッチ式の電子マネーとしては、セブンイレブンのnanacoもすこしだけ使っていたんですが。
モバイルSUICAを導入した以降、前述のさまざまな理由で「SUICA一元管理にしたほうが楽」になった。
- nanacoは当時「チャージするのに結局現金がいる&レジに並ぶ必要がある」ため面倒だったというのもある。
今だとSUICA同様にクレジットカードから直接チャージとかもできるみたいですが。
- PayPayに代表される「バーコード式」については、友瀬はそれが日本上陸したときから「なんでわざわざ技術逆行してるものを使う必要があるのか」と言っていました。
- 端的に言うと、PayPayではSUICAでの「革命的体験」のうち「行列不要」「チャージのための訪問不要/残高確認可能」は同じですが、3つ目の「高速」がないのが最大の問題。
SUICAはその出自から「改札を1秒で通過できる」速度が前提のシステムで、それが決済でも利用できている。
「携帯起動して、アプリ起動&操作してバーコード表示してスキャン」という流れは、「財布の小銭をあさるのがデフォルト」の人にとっては高速化かもしれないけれど。
「携帯の電源をいれることもなくタッチ」の速度に慣れた身には比較にならなかった。
- 最後に書くのもアレですが、そもそも論として「SUICA+クレジットカード」の2系統を使っている体制で友瀬が困ってなくて、それ以上増やす意義がないというのはあります。
- 「電子マネー」という言葉が使われるはるか昔から「現金の代わりに使える手段」としてクレジットカードがあったわけで。
むしろクレジットカードの「財布の中身がわからず使いすぎるのが怖い」という点をSUICAが解消してくれた、とすらいえると思ってます。
- ちなみに・・・SUICAになくて他の電子マネーで見かける機能には「送金」があります。
例えば友人複数と食事に行って支払うとき、代表者にお金をまとめるようなことはよくあると思いますが、こういうときに例えば「PayPayで送金して渡す」とかできるというもの。
これが現状友瀬の運用だと電子化できない:現金で対応するしかないところ。
- これはまあ、今後の改善の余地ではあるんですが、同時に最初の「併用せざるを得ない」ところ。
実際、チェーン店ではない街店ではそもそも電子マネーで支払えなかったりするので、「今はこれでいい」んだと思います。
いわゆる「使いすぎ問題」について†
これについては「電子マネーの選び方・使い方がへたくそ」だと思います。
わかっていないから使っていない、というのが正しいか。
確かに「クレジットカード」をはじめとした「現状の使用量・残高がわからず、事実上無制限に使えてしまう」モノは危ないです。
財布に入っている以上のお金は使わない、というスタンスは、賢い活動だと思います。
そのうえで、だからこそ友瀬は「モバイルSUICA/PASMO推し」です。
あ。当然「(不足分を自動でチャージしてしまう)自動チャージ機能」は使わず「事前チャージ/プリペイド」で使う前提。
「事前チャージ式」は、要は「お財布に1万円を入れる」のと同じ感覚です。
これで「このチャージ残高とにらめっこで買い物する生活」をすれば、「財布の中にあるお金とにらめっこで買い物する」のと変わらないので「使いすぎる」こともありません。
ちなみにモバイルSUICAの弱点に「最大チャージ2万円」という制限があるのですが、これはこの「使いすぎ」視点ではメリットになりますよね。
「お財布に3万入っていると、3万円使ってしまう可能性がある」のに「2万までしか使えない」んですから衝動買い予防としては強い。
当然2万円を超えるような買い物はできないっていうことにはなりますが。
それこそ、そこを「現金なりクレジットカードなり」と折衷すればいいんですよ。
という感じで、最初考えてたのよりもかなり長くなってしまいましたが、ご容赦を。
ご意見などがあれば。
国勢調査2025キャンペーンサイト†
https://www.kokusei2025.go.jp/
ということで、別に友瀬は政府関係者じゃないですが(笑)。みなさん、きちんと参加・報告しましょうね。
とあるニュースサイトの読者コメントに「無駄金だからやめれば」みたいな意見があったので、つっこむと。
これ、政府が「実情」をつかむための手段の一つなので、日本に快適に住みたいのであれば実施・協力は必要ですよ。
変なたとえを言えばこれは「予約注文」みたいなモノです。どれくらいの「人がいる」のかを見て相手は動くので。
これをせずに「買えない」なら自業自得ですし、もし「買えた」ならそれは「誰かの権利を盗んだも同然」なんですよ。
ASCII.jp:抜き挿し不要で摩耗防止! マグネット式USBコネクター「ピタッとマグネット」†
https://ascii.jp/elem/000/004/323/4323359/
大雑把に言うと「USB-Cのプラグ部分だけのパーツ」と「それに磁石でくっつくケーブル」からなる仕組み。
USBジャック側が緩くなったり壊れたりしがちなところ、中継的なかたちのパーツで対応&磁石方式でつなぎやすくと。
コネクタ損傷はType-Cになってだいぶましになったけど、これはこれで悪くない。結構興味出た。
互換性というかケーブル自体がダメになるケースは気になるけど、本体側が死ぬよりはましともいえるし、類似製品もありそう。
つーかこれの互換製品を継続的に出し続けてくれるのなら、選択肢としては結構ありかと思った。
日本の企業が世界初の快挙。宇宙ごみを捕獲して除去するプロジェクト | ギズモード・ジャパン†
https://www.gizmodo.jp/2025/10/gizmodo-science-fair-a-spacecraft-that-hunts-down-space-junk.html
参考:アストロスケール | 宇宙の持続可能性の確保
いわゆるスペースデブリ対策として『捕獲して地球大気圏で燃え尽きさせる』試み。
その除去実証のための作戦が成功、今回「3トンくらいある、2009年に使われたロケット下段」を捕獲破棄できたとか。
某アニメを彷彿させる内容、とても興味深いけど、同時にどんなもんだろうなあという疑問もある。
個人的な見解だけど、スペースデブリで厄介なのは「小さくて補足が難しい」ものだと思うんだよね。
走ってくるトラックをレッカー移動することももちろん必要だけど、飛んでくる弾丸対策はまた違いそう。
ご意見などがあれば。