日記/2006-08-31

2006-08-31 (木) 08:38:56
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「AI開発が楽しいか」だって?
楽しくなかったら、こんなことやってないです。
楽しくなかったら、標準AIにちょっと手をいれて「こんなもんかな」でおしまいでしょう。
硬い文面が多いサイトだからどう思われるかはわからないですけど・・・ 論理的に物事を考え組み立てていくことは、自分がやる気にならないとできないものです。


件の「オーナー移譲」の件。
どういう動きが求められるのかな?といろいろ考えているうちに、AI挙動に関して1点明確に表記しておくべきことを、そうしていないことに気が付きました。
なので、ちと記載。

Glenelgは索敵に対して、独特の優先アルゴリズムを持っています。
このアルゴリズムの前提は、
「ボスケミは単体でそれなりに戦闘能力を持ち、そのマップにいる敵1体くらいなら抱えられる」
ということ。
つまりどちらかというと、「戦闘ケミ向けのアルゴ」ということです。
もちろん細かい差ですし、標準AI式のアルゴのほうが「使いやすい」と思う場合/人もいると思いますので、「標準AIと同じ索敵優先度アルゴ」を選ぶカスタマイズは可能にしています。

#そりゃ、友瀬のケミがAGI戦闘ケミだからね(笑)

上記前提からどういう差が生まれるかというと・・・例えばボスに敵が張り付いていてもホムがそれ以上に厳しい状態なら、ホムは「ボスへの敵は後回しにして、自分への敵を優先」しています。
標準AIでは、ボスへの攻撃があればホムは自分がどんなに敵を抱えていても関係なくボスに近づきますよね?その差です。

まあ、敵の数が多くなければあまり関係ないですが・・・逆に言えば、テレポ狩りをする人にとっては大きな差かもしれません。
例えば、テレポアウト地点に「タゲ移りしやすいアクティブ」がたくさんいる場合に非常に効いてきます。
そういう敵の場合、一度ホムにタゲが向いたあと、ふとしたはずみでケミにタゲが移る可能性があります。
それを避けるために、ケミがホムから距離をとったとしても、標準AIでは「ケミへの敵を殴ろう」としてケミに接近、結果的にタゲ移りしてしまう可能性が増えます。
Glenelgのアルゴは結果的に「ホムとケミとが多少離れて立っていても、ホムは自分の周囲がある程度片付くまでは、ケミの近くに来ない」という動きになるので・・・ということです。
INTケミがテレポ狩りするかというとちょっと疑問ですけど。

・・・というわけで「オーナー移譲」した場合の、その移譲相手への索敵アルゴを標準AI式にするかGlenelg式にするかで悩んでいます。
このあたりが、使われ方が判らないので作れない、という点になります。

例えば移譲相手が「守られるべき後列」の場合は、ホムに期待される動きはガードマンです。この場合は標準AI同様に常に移譲相手への敵を攻撃するべきです。
移譲相手が「同じパーティでの共闘仲間」であれば、Glenelg式であるべきでしょう。PCは「敵に囲まれる」ことをどちらかというと苦手にしています。
移譲相手が「壁してくれる人」なら?わかんないや(笑)

まあオーナー移譲がある場合PT運動でしょうから、テレポ狩りはありえないという前提なので・・・下手なことを考えずに標準AI式にしようかな、とは思っています。

・・・開発メモにページ作るべきかもしれない量になったな(笑)

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