・・・という感じなので、ふと思い立って、紹介的なことも含めて書いてみようと思います。
ちなみに最近触っている/遊んでいるゲームは、以下のものです。
- 千年戦争アイギス
- 御城プロジェクト
- ストライクウィッチーズ 軌跡の輪舞曲Blitz
- 東京Exeガールズ
とりあえず、
・・・あたりを書きますかね。
ご意見などがあれば。
どちらかというと『気に入らない』観点のほうが多くなってしまうので。
最初に『これは明らかにメリットだ』と思っていることを列挙しておきます。
電子書籍、友瀬の思うメリット。†
- カサを取らない。
- HDD が本棚になり。そしておそらくは、友瀬の蔵書のほとんどを1つのHDDに収めることが可能。
自覚する『魔窟』の主としては、重量的・室内占有面積的なメリットは、計り知れません。
- 検索性能。
- いわずもがな、ですね。
索引使って引くよりも、検索でずばりと引き出せる。
どんなに分厚い本でも。
- これは『物語本』よりは『データブック』を使用しがちな、非電源ゲームや開発者的技術書の使用率の高さ起因かな。
- もちろん、それに対応しているデータである必要はありますが。
- 条件付ではあるが、実は堅牢。
- 時代が変わってきた、というところ。
記憶デバイスが破損したら蔵書全滅、というもろさ自体は相変わらずですが。
家庭内LAN やクラウド、ストレージ自体の発達で、非常に容易に複製を作成してコントロールできるようになった。
もちろん相応の設定などが必要ではあるものの、一昔前の『CD-Rや 外付けHDDに一生懸命バックアップ』なんてのは、自動化でどうにでもなるように。
- ただし、この『条件付』の部分がいろいろダメなので・・・詳細後述。
というわけで、本題的なデメリットと感じている点。
まず観点1:電子データ自体に関する切り口。
観点1−1:市販の電子文書(データ)について†
『電子出版』というのが正しいかもしれないです。
紙の出版を行っているようなベンダーが、電子版の本を発売しているケース。
友瀬は、ほとんどのケースにおいて、現状『理想品とは言えない』と考えています。
大きな理由は、著作権保護対策のためのさまざまな仕組みに起因します。
著作権保護自体はあってしかるべきなんですが、現状それが適切ではない、という印象。
前述の『バックアップ運用==私的コピーによる破損防御』というメリットが封じられてしまっている。
結果、紙よりも『もろい』ように見えてしまい、うれしくない。
具体的にダメな(ダメだった)事例。
- 電子出版のプラットフォームの閉鎖・終了に、文書自体の寿命が左右される。
- 例えば DRMコントロールが死んでしまい、本来読めるべき端末でも読めなくなってしまう。
- Amazon的『データは売ってない、参照権を売っただけ』方式。
- 普通の本と同じように『購入』したのに、アカウント削除で『参照権も失ってしまう』かたち。
お金を出して買っても、こちらの意思とは関係ないところでそれを『捨てられてしまう』のと同様で。
こういう状況では、友瀬的には、普段紙でも『読んだら捨てている』雑誌類以外では採用しづらい。
ついでに言えば、雑誌を捨てているのは『取っておいたら場所を食って仕方ない』以上の理由はないので。
電子化するんだったら、むしろ『寿命を長くしたい』。
その意味でも理想とは言えない状況です。
観点1−2:いわゆる『自炊』文書データ。†
出版がダメなら、自分で作る場合はどうよ、という切り口。
これは単純に『作るのが面倒くさい』ので、ダメです。
切断して、スキャンして、スキャン結果の補正作業して・・・とかやってられないです。
また、自炊本はどうしても電子文書のメリットの1つの『検索性』に劣ります。
OCRかけてテキストデータ内包させることも不可能ではないですが、往々にしてうまくいきません。
次に観点2:デバイス的な話。
ここでは据え置きPCはちょっと置いておきます:現実問題として、自宅で机に座って本を読むなんてのはレアな状況。
書籍の代替となる電子リーダーには、ごろ寝で使えるとか出先に持ち出せるとかの『軽くて容易に運搬できる』性能要求があります。
観点2−1:表示面積の限界†
『紙の展開面積の広さ』に、デバイスがまったく追いつけていないというのが根本的な問題だと思ってます。
われわれが普通手にしている紙出版物を『普通に表示できる』デバイスが、まず少ない。
特にダメージが大きいのはコミックス類。
見開きで見る前提のページがしばしばあり、それを表示するのが苦しい。
面積面でもそうだし、画面の方向:普通のリーダーは縦長で、横長を想定していないという点もあります。
# 横長持ちで表示はできるでしょうが、それでは『見開き』の意味がないです。
この観点は『慣れ』に起因する部分もあるので、意識改革の余地はあるとは思いますが。
同時に、だんだんとお年寄りになりつつある身、表示面積は広いに越したことはない(笑)
観点2−2:『デバイス1つ』によるデメリット†
電子文書・デバイスのメリットである『多数の本をデバイス1つで持ち運べる』という点の、デメリットの側面。
これは、友瀬が非電源ゲーム系の人間だというところに起因する、と思います。
ゲーム、特に拡張ルール類が多い RPG では、複数のルールブックを所持して同時に読むようなことが多々あります。
例えばルール部分を読みながら、拡張データを眺めて使いどころを探る、とか。
『1つにまとまっている』のが裏目にでてしまい、これが厳しい。
前述の表示面積の問題も、影響すると思います。
複数本の同時表示機能を持たせれば済む、という問題にできない。
また、これには『読者が1人ではない』ケースも含まれます。
プレイヤー1がルールブックAを、プレイヤー2がルールブックBを参照するというようなケース。
RPGではしばしば起こる話です。
観点2−3:持ち運びに関する限界†
こと『持ち歩く』という観点においても、紙に敵わない面がある。
繰り返しますが、本自体の重量・カサの観点では、電子書籍には間違いなくものすごいメリットがあります。
が。
- バッテリー問題。
- 強度面。
- 運用上『軽い』ことが求められる電子書籍リーダーは、しかしその現実が友瀬的の好む質実剛健・堅牢なデバイスとは相反してしまう、というのが苦しい。
- しばしば言っている『むき出しの描画面』の話もあります。
友瀬が SonyTabletPを使っているのは、まさにこの不満を解消できるからですし。
極端な話、友瀬は『A4ノートPC』なら持ち歩いてもいいと思っていますが。
同サイズのタブレット的な機器はダメです。
- 観点2−1の面積問題の話も関連します。
『大きな表示エリア』が必要なデバイスなのは間違いなく、しかしそれは言ってみれば『柱のない建造物』なんですよ。
どうしても弱くなってしまう。
- これの解決にも『折りたたみ』が効果的なのに注目。
ノートPCが折れ曲がる心配はまずないですが。タブレットでは、よほど堅牢なケースでもないと、不安です。
- それこそ、100均で書類用のプラケースにいれる運用をしたい気分。
でもそれは、手軽から遠ざかる。
与太話も含めた、まとめ。†
ざっくりまとめると、ソフト的にもハード的にも、『使いたい』気持ちになれないレベル、かなぁ。
ソフト的には『私的コピーは好きにさせてよ』が最重要点。
そしてこれが著作権的に厳しい話なのもわかるので、苦しいところ。
ハード的にはいろいろ課題はあるけど、実用としてはまずは面積的な表示方式かな。
完全に与太話だけど、昨今の映像作品で当たり前のように使われている
『空間にウィンドウ投射』『サイズや枚数の制限は緩く』といったレベルの話が欲しい(笑)
そういう意味で、実は Googleグラスのような HMD的なもののほうが、理想には近いように思う。
ご意見などがあれば。