今回の発想は、M:tG の既存メカニズム「キャントリップ」と「フリースペル」にヒントを得たものです。
M:tG では、呪文を使うと『手札1枚』と『相応のマナ』を使用・消費することになります。
打ち消し効果は、この消費を無駄にする==浪費させるもの、と見ることができます。
だとしたら、これを『部分的にしか浪費させられない』ようにする呪文が、打ち消し対策として考えられるのではないか。
で、前述の「キャントリップ」は、いわば「相応のマナだけで使える呪文」。
「フリースペル」は、「手札1枚だけで使える呪文」。
これのメカニズムを利用できないか、という発想です。
というわけで、以下、案のサンプル。
サンプル1。
コスト:1R
種別: インスタント
テキスト:
クリーチャー1体を対称にする。それに対して3ダメージを与える。
これが打ち消された場合、あなたはカードを1枚引いてもよい。
サンプル2
コスト:3GG
種別: クリーチャー
P/T: 5/5
テキスト:
トランプル
これが打ち消された場合、あなたのマナプールに 3GG を加えてもよい。
狙いとしては「打ち消されるとキャントリップ/フリースペル的になる」という感じ。
「打ち消されると、手札1枚を回収==マナだけを失う」「打ち消されると、マナを回収==手札だけは失う」ということ。
従来の「打ち消されない」呪文に比べると、「打ち消される」のは弱点。
ですが、打ち消されてもマナorカード損を起こさないので、その点では従来呪文よりは有利。
いわゆるカラーパイを想定して、サンプルでは意図的に「赤はキャントリップ相当の手札ロスなし」「緑はフリースペル相当のマナロスなし」の色配分にしています。
「打ち消された場合云々」という部分が肝で、それ以外の部分は要調整。
「打ち消す価値がない」呪文では意味がないですし、打消し以外の観点で強すぎてはならないので。
打ち消す側から見ると、どっちかというと「フリースペル」側が怖いかな。
「打ち消しても、もう1発まずい呪文が来る」恐れは、マナが多いほうが起こりやすい。
そのあたりも加味して、基本性能のバランスは作らないとダメですね。
ご意見などがあれば。
日本人の男女比は正確には多少偏っているんですが、それは論理の外なので置いておくとして。
例えば、ある家庭において1人目が女の子であった場合、次の子供が男・女のどちらになるかは五分五分です。
だからこの観点において上記の問題を見ると、2人目が女の子になる確率は「50%」なんですね。
「1/2」になる、というコメントは、この観点に立っていると思います。
ですが、この問題では順番は聞いていません。
わかりますよね:「2人の子供の中に女の子はいるか」とだけ聞いている。
これが重要。
その意味で、この問題を解くには『個々の家庭での出生タイミングでの観測』ではなく。
もっと上位の・広いビジョンで世界を見渡す必要があります。
すでに 2人の子供を持つ家庭は、必ず以下の4つのパターンのいずれかに分類されます。
- 上が男、下が男
- 上が男、下が女
- 上が女、下が男
- 上が女、下が女
男女が等確率で生まれる条件なので、上記の4パターンは「それぞれ同じ確率」で発生します。
# 厳密には一卵性双生児の分、上下同じになる率が増えそうな気もしますが、誤差でしょう。
ここで重要なのは「上下関係なく男女比で」集計すれば、上記の2つめ・3つめは同じカテゴリになる、ということ。
つまり子供の年齢を気にせず単純に「子供2人の男女構成は?」と聞くと、
『男2の家庭:男女1の家庭:女2の家庭=1:2:1』になります。
仮にサンプルを400世帯としたら、男2人の家庭が100、女2人が100、男女1ずつが200家庭になる。
これがこの問題の前提になるわけです。
この状況で市場調査すると・・・
- 『2人のうち女の子が1人以上いる家庭は?』と問うと、300家庭==75%がYesと答えます。
- 全世帯に対して『女の子が2人の家庭は?』と問うと、100家庭==25%がYesと答えます。
- 『1人以上女の子がいる』家庭に対して『2人とも女の子ですか?』と聞くと、1/3 がYesとなります。
- 『1人以上女の子』は「女2人100家庭」と「男女1ずつが200家庭」。つまり「300家庭に聞くと100家庭がYes」というので、1/3になるわけです。
わかりますよね。
(構成がわからない)400家庭に対して「女2人家庭ですか?」と聞けば、100/400 で25%。
(女の子が最低1人いる)300家庭に対して「女2人家庭ですか?」と聞けば、100/300 なのです。
別の言い方をすると、ですね。
「1/2になる」と答えた人は、最初に「1人女の子がいる」という条件を聞いた時点で
「1人目が女」という、問題に書かれていない前提が暗黙的に頭の中にできているのです。
結果、「上が女・下が男」「上が女・下が女」の2パターンに基づく確率で「1/2」と判断している。
(上が女の子の)200家庭に対して「女2人家庭ですか?」と聞いている感じになっているのです。
大局的には存在している「男・女」の組み合わせが、勘定から消えてしまっているのです。
繰り返しますが、「ある家庭で1人目が女のときに、次に生まれる子が女」となる確率は、50%なんです。
その観点において「1/2」なのは正しい。
大局的に「1人目が男だったが、2人目が女」ということを考えなきゃだめだよ、ってだけです。
ご意見などがあれば。
ものすごく単純に、8月末〜9月上旬は ROのイベントがあったため、そっちに注力していました。
そっちでかなり疲れてしまって、ここ1週間はわりとぼんやりした感じでした。
ほんと、歳を感じます、はい。
ともあれ、最近いろいろ滞っているのも事実なので。
ろすとのほうをまわそうかと、画策中。
ご意見などがあれば。