今回のシズカは、元ネタあり:NOVA の"Ninja with Ninja-to",旧邦訳『忍者』です。
元ネタ忍者は、『Gimmick/小道具』カードによって、選んだGimmickごとに異なる結果を得られるのが特徴でした。
他のQB本同様、シズカではこういうカード起因の能力は『特定のカードに固定』する実装、
具体的には『まきびし』に固定したかたちになっています。
ちなみに元キャラでは小道具は『Gimmick Point』によって購入するようなかたちで所有量が決まっています。
未成長の初期キャラだとGimmick Pointは10点、対してまきびしは「6点」のカードなので、1回分しか持てません。
シズカでは特にまきびしの使用制限がないので、かなり強烈ですね。
回避系(8/52)や後退系(16/62) で比較的容易に外せるとはいえ、『得点ページなしで発動する』という小道具の特性からは馬鹿にできません。
あと、まきびしの特性から『(ノックダウンされない限り)常時浮いている』キャラには効果なしと明記、
そのうえでHJ版での具体的な例が挙げられていたのは好感度が高いです。
ちなみに具体的には以下のようになっていました:QBでの設定やイラストをきちんと反映しているかたちです。
- アイリ:明確に飛行能力はないが、絵は常時浮遊。
- ナナエル:「飛行」行動を使っていない状態でも、地面から浮いている扱いのようです。
- アンネロッテ(騎乗時):あの半透明の馬の件ですね。
- ユイット&ヴァンテ:戦闘実体のヴァンテは飛行能力はないですが、イラスト上は『ストライクウィッチーズ的なプロペラ靴』で浮いています。
ユイットは徒歩ですが、他の行動同様に『無敵』扱いということになっているようです。
- ライラ:ナナエル同様の天使。QB世界の天使の特性ということでしょう。
- ティーナ:「空を泳ぐ」人魚。確かに浮いています。
この件、『ろすと』でも似たようなQ&A追加しておこうかな。
例えば『ろすと1008 有翼人』など、何人か飛行できるキャラはいますし。
あともう1点、余談的な話。
シズカ、ここにきて地味に珍しい記録を達成しています。
今回『忍者』という元キャラがあるデータになっていますが、実はこの『忍者』、クイーンズゲイトの「かすみ」にも採用されています。
つまり、同じ元キャラ本から2人目のキャラが作られた形ということ。
これは HJ版の全冊を通して初めてのことです。
もっとも、前述した Gimmick を組み込むメカニズムの観点で、かすみは「手裏剣」、シズカは「まきびし」と
違う小道具が組み込まれています。
ですから一応は差別化されている・まったくの共通というわけではないことになりますね。
おまけ。StageEquipment1(2009夏の拙作同人誌)付属のファンタジーカード。
ご意見などがあれば。