まず、『合理的な理由のある区別』とはどういうことか、書きます。
例えば公衆トイレで『男用/女用が別々』なことに対して、『共通にしないのは差別だ』とかの文句は、まずないですよね。
それは『性差に基づいて排出形態が違うから、別々にして当然』っていうのが、合理的な共通認識として許容されているから。
で、トイレの中でも、一般に男子トイレは女性トイレに比べると個室の数が少なくて、代わりに小便器がある。
でも、これも『男は立ちションできる』性差として普通に受け入れられていることで。
そういう『合理的な区別・差』は、たとえ明確に別扱いしても、普通差別とは言われないんです。
でも、ここでいう『合理的』っていうのは、時代・風土・人など、様々な条件で変わるのが当たり前なんです。
『黒人差別』を例に挙げましょう。
現代では、一部の国・地方では残っているらしいけど、基本的には『黒人差別はダメなことだ』という意識は浸透している。
でも、南北戦争のころのアメリカを、考えるとね。
- そのころ、事実として奴隷扱いの黒人は多かった。
- その背景として、実際に黒人は人身売買されており、『モノ』『牛馬』と同じ扱いだった。
『正式に買った』ものを、他者にとやかく言われても困る、というのがあった。
- だから、農業奴隷を使用していた『南軍』側は、奴隷維持の方向に進んだ。
- そういう意味で、『黒人は人としては扱われていなかった』が、それが『合理的』だったのだ。
少なくとも、『奴隷を使っている白人』にとっては。
- だけど、それを『合理的』とは思わない==差別だと思う人がいたから、『奴隷解放運動』が起きるわけですよ。
コンニチの目でみれば、『黒人を牛馬的に扱う』なんてのは合理的でもなんでもないけれど。
少なくとも当時・一部の人:南軍側についた人たちにとっては、それは合理的だった。
その人たちは本質的に『差別している』気なんかないんです。
牛・馬に人間と同じ服や食事を与えますか?そんなことしないですよね。
でもそれを『差別』という人は稀でしょう。『牛・馬を牛馬あつかいする』のは当たり前だから。
それと同じように『黒人用の衣食住』を、普通に与えていただけなんです。
自分にとって『当たり前』のことをしていただけなんです。
さらに面倒なことに。
こういう人たちにとってそれは『合理的』だから、たとえ『差別だ』と指摘されても、対応しづらいんです。
なにしろ自分が正しいと思ってやってきたことに対して『あなたは間違っている!』と言われているのと同義なのです。
受け入れづらいし、もし受け入れたとしても習慣的にゼロにすることは難しい。
いわゆる奴隷解放運動の後も『白人専用』『黒人専用』というようなのが残っていたのは、有名です。
繰り返しますよ。
『コンニチの視点では合理的ではない』ことも、少なくとも『当時の南軍側白人には合理的だった』んです。
上記は黒人差別の話でしたが、セクハラ問題も根は同じだと思ってます。
多くのセクハラは、それを仕掛ける側は『ハラスメントをしている』意識はない。
冗談や軽口、日常会話・行動をするなかで『普通にやってよいこと==合理的』と思っているレベルの性的ニュアンスを入れているだけ。
でも、それを受ける側にとって『合理的ではない』レベルで。
『オタク迫害』的話も、そう。
この場合いろんな観点がありますが、例えば『二次元絵に欲情するのが理解できない』とか。
『ファッションダサい』とか。
ともあれ、そういう『その人たちにとっては、合理的理由』で文句を言っているわけです。
・・・この『合理的』ってのが、やっぱり曲者なわけですよ。
『合理的』な基準は人や条件によって異なるので、当然『許容範囲』にも差がでてくる。
これは『するほう・されるほう』両方の意味で、ね。
セクハラが正しいなんて思う人はいないだろうけど。
例えばほめ言葉のつもりの『可愛いね』を、喜ぶ人もいれば、嫌がって『ハラスメント』とみなす人もいる。
その人なりの正装でやってきた人を、『失礼だ、無礼だ、ダサい』と取る人もいれば、何も気にしない人もいる。
そして世の中には必ず『ノイジィマイノリティ』がいるので。
その人を満足させようとして、がちがちな世界に突き進んでいくことが多々ある。
そしてそれは往々にして、『許されるべき自由』をも縛る、新たな迫害なのですよ。
・・・平和的に共存するには、互いにある程度の猶予を持つしかないんですよ。
白黒つけずに、グレーなところを作って。
まあ、なかなか、難しいですけどね。
ご意見などがあれば。
JIS系の情報だから消えることはないだろうけど、そこは友瀬の『いつもの』なので。
あと、上記ページは「色に関するページ」なのにモノクロでぴんとこないので(笑)
多少はわかるように、以下、色形式で。色的に埋もれて見えないケースもあるけどあしからず。
色名 | HTML | 文字色 | 背景色 |
安全色 | 赤 | #ff4b00 | あいうえお | あいうえお |
橙 | #f6aa00 | あいうえお | あいうえお |
黄 | #f2e700 | あいうえお | あいうえお |
緑 | #00b06b | あいうえお | あいうえお |
青 | #1971ff | あいうえお | あいうえお |
赤紫 | #990099 | あいうえお | あいうえお |
対比色 | 白 | #ffffff | あいうえお | あいうえお |
黒 | #000000 | あいうえお | あいうえお |
直感的には、全体に「淡い」感じにはなったように思う。
上記経産省のページを見るに、淡いというよりは「全体に黄色っぽくなった」という感じか。
LWシステムだと、茶色が不足しているけれど、遠距離枠で白・黒に対して中間的な色なので、実害はなさそうに思う。
・・・そういう意味では、案外もともと気にしてたのかな、本家LW本自体が。
迷いどころは、印刷ですね・・・
現状コンビニでの印刷なので、残念ながらCMYKでなんて印刷できないんだよね。
原稿自体が jpeg とかだから。
妥協するしかないのかな。
ご意見などがあれば。
▼ハクメイとミコチ
▲ハクメイとミコチ
日常生活モノだけど、独特の世界観を伴っていて冒険的な作品。
主人公は、コロボックル的な小人族の成人女性ペア。
同族の小人以外にも哺乳類・虫とも会話できる世界での、日常あれこれ。
正直ノーマークだったんだけど、友瀬的に今期一押しかな。
日常なんだけど波乱万丈、人生を楽しんで生活している感じが、ここちよい。
この世界観ゆえの事柄:例えば「イタチ==自分の何倍も背の高い仕事仲間がいる」からこそ成り立つ話が多く、いろいろかみ合っているのもよい。
なんとなく、昔「ファンタズムアドベンチャー向けのシナリオを書いていた」ころを思い出す。
個人的には特に、マイペースなハクメイが可愛いw
▼ラーメン大好き小泉さん
▲ラーメン大好き小泉さん
タイトルどおりの「ラーメン大好き女子高生・小泉さん」を中心に、その近くの人々との交流&『ラーメン薀蓄』。
本質はコメディ寄りで、グルメ作品というわけではない。
1放送に2〜3話が入るスタイル。間をつなぐアイキャッチが癖になる(笑)
構成がちょっと独特で面白いと思った。
一応ヒロインは「小泉さん」なんだけど。
彼女の行動原理は「ラーメンにのみ興味があり、日々1人で食べに行く」というもので、ストーリーにはなりづらい。
そこで、作品としては多くの場合、「まわりの人」が小泉さんに絡んでいってストーリーを回すかたちになっている。
小泉さんと友達になりたいコが、小泉さんを尾行した結果ラーメンを食べて「なにこれおいしい!」とか。
イートインでカップめんを食べている小泉さんと会って、その紹介に釣られて一緒に食べることになるとか。
▼ゆる△きゃん
▲ゆる△きゃん
いわゆる「きらら枠」の1つ。「キャンプ」をコアに置いた趣味コメディ。
いちおー「キャンプ類のあるあるネタ」的なところは多々あるんだけど、けっしてガチなキャンプ話ではない。
「女子部活モノ」の、そういう人付き合いの面白さが中心。
主人公その1:ソロキャンパーのしまりんが、個人的に好感度高い。
「趣味」って本質的にこうあるべき、と友瀬の思う感じに近い動きがこー。
ああ、OP絵に描かれているLine的メッセージの内容が、数話ごとに「だんだんデレていく」のが話題になってました。
▼宇宙よりも遠い場所、『よりもい』
▲宇宙よりも遠い場所、『よりもい』
接点がなかったこの4人の女子高生が、「南極に行く」という共通の目標を得ていっしょに進んでいく、青春冒険物語。
変則的な部活モノ、という感じ。
「立ち止まっていた人たちが歩き出す」話、といえるかな。
上記ヒロインの4人は、それぞれいろんな理由で「止まって」いるんだよね。
実質的なヒロインは、さすがに親の死が絡んでいるだけあって結構重いし泣かせてくるけど。
それ以外はほどよくコメディ、ほどよくシリアスで、楽しめた。
上記4作が、一つ抜き出た感じ:最後の「よりもい」を除けば「日常枠が強かった期」という感じかな。
▼ヴァイオレットエヴァーガーデン
▲ヴァイオレットエヴァーガーデン
第一次大戦戦後くらいの文明世界における、人間ドラマ。人情モノ、反戦的な感じもあるかな。
主人公ヒロインは、軍に拾われ、人間らしい感情を持たない戦闘物として育てられた孤児。
最後の戦いで主人から「愛している」と伝えられるも、その意味を理解できないまま彼とはぐれてしまい。
戦後、「愛している」を知るために「依頼者の感情を文字にする」代筆業に就き、少しずつ感情に目覚めていく。
基本1話ごとに独立しているけど、一貫してみるとこれも「立ち止まっていた人(達)が、歩き出す」がテーマの作品。
ただ『よりもい』よりも設定が重い・重過ぎて、正直かなり酷な・暗い話になっちゃって気はする。
ヴァイオレット自身もそうだし、わざわざ「手紙で伝えたい」話を持ってくるくらいだから、みんな訳ありなんだよね。
実際、ほとんどの話で誰かが苦悩してたり泣いたり。明るいエピソード、1つくらいしか思い出せないよ(^^;
そういう意味で決して「娯楽的に面白い話」ではないので上記4作に対しての次席にしたけど。
友瀬的には割と好きな、非常によい作品だと思う。
▼スロウスタート
▲スロウスタート
これも「きらら枠」らしい、女子高生枠。
「4月の入学」から始まるんだけど、ヒロインは「病気で1年高校浪人」していて、それを隠している。
それにともなうコンプレックスが話題に絡んでくるところが、特徴的。
「1年遅れて始めた高校生活」だから「スロウ(ゆっくり)スタート」と。
上記の背景を除けば、特に部活とかもない「仲良し4人組+αの日常系コメディ」。
これはこの手の学生コメディとしては割と珍しい特質かも:「部活」とか「趣味」とかの「つながる必然」があるのがほとんどだよね。
「キャンプ」とか「ラーメン」とか「南極」とか(笑)
「ただなんとなく、クラスメートの中での仲良し」も、現実には結構あるけど。
ともあれ、そういう「ゆるゆる」なところが、心地よい。
▼Citrus
▲Citrus
こっちも女子高舞台ですが、百合姫枠なので毛色が違う。
主人公ギャルが両親の再婚起因で「お嬢様学校に転校」&「同学年の妹(生徒会長!)ができる」。
学校の特質もあり「校則違反上等」状態の主人公とはかち合ってしまい、微妙な距離感になるんだけど。
しかし、だんだんと恋愛物語に。
実は友瀬、単行本も持ってたりするんですが(笑)
これも百合姫枠独特の「比較的濃ゆい距離感・接触描写」も含めて、人は選ぶかな。
両方女の子、ってことを除けば、ある意味「普通の少女マンガ」にもありそうな話なんだけど。
▼オーバーロード2期
▲オーバーロード2期
・・・これは説明しなくていいかな。
前作に引き続き、好んで見てました。
▼からかい上手の高木さん
▲からかい上手の高木さん
男子中学生西方くんと、その隣の席の女の子高木さんの、いちゃいちゃストーリー。
基本的に「西方君が高木さんにちょっかいをかける」
→「高木さんが上手で、西方君返り討ち」という展開。
どーみても、高木さん側には気があるんだけど、朴念仁な西方君から回り、って感じかな。
ええと・・・爆発しろ(笑)
高木さんが、超かわいい(笑)
▼キリングバイツ
▲キリングバイツ
動物の特質を備えた超人たちのバトルもの。
主人公は冴えない大学生。街で犯罪に巻き込まれるが「半獣人の姿になれる少女」によって救われる。
そして、同様の「動物の力を得ることができる人間」達を使った、政治的代理戦争に巻き込まれていく。
「テラフォーマーズ」とか「アレクニド」とか、そういう系統の作品。
ある意味男塾の流れを組む、戦闘スタイルに関わる薀蓄に味がある、っていうものね。
もちろんストーリーはあるんだけど、コアは『動物の薀蓄』ということ。
ヒロインが「ラーテル」という、正直マイナーな動物枠なのが独特か。
こういう作品の主人公枠って普通、それなりに名を知られたのが選ばれると思う。
▼刻刻
▲刻刻
『時間の停止した世界』を舞台に行われる、SFバトルサスペンス、かな。
誘拐された家族を助けるために、家に伝わる道具を使って『時間の止まった世界』に入ったが。
その世界で動けるのは主人公たちだけではなかった・・・という感じの話。
世界観的には結構面白いと思ったんですが、肝心の話の内容自体が友瀬的に微妙でした。
特にラストがなあ。一応伏線っぽいものはあるにはあったのですが、割と唐突に出てきた人が全部持っていく感じで(^^;;;
▼デスマーチから始まる異世界生活
▲デスマーチから始まる異世界生活
異世界転生系。ソフト開発者が会社で睡眠とったら、異世界に。
まるでゲームであるかのように「ステータスウィンドウが見える」感じの。
しかも企画会議で提案していた「初心者救済」手段によって、「全能力カンスト」のスーパーキャラに。
少し前の「異世界スマホ」にも通じる感じで、作品としては正直微妙。
「やろうと思えばなんでもできる」人が、「ゆる〜く観光することを目的に行動している」感じ。
事件は起きるんですよ。でもカタルシスなく解消されるので盛り上がらない、感じかなぁ。
1点気に入ったのは、主人公がなにかハードルを達成するごとに『称号xxxを獲得』というような『ゲーム世界らしいフラグ表示がでる』ことかな。
解像度低いモードで録画しちゃたので友瀬環境では読めないんだけど、これはいちいち読んでみたいかも、と思った。
▼りゅうおうのおしごと
▲りゅうおうのおしごと
主人公は16歳で竜王となった少年。そこに小学生女子がおしかけ弟子にやってくる。
最初は冗談だと思ったところ、その小学生が真の天才で。
本気で弟子として育てよう、という話。
『ロウきゅーぶ』の流れをくむアレな作品(笑)
設定があまりにアレすぎて『ちょっと将棋を舐めすぎじゃないですか』という感じをうけてしまうのが痛いところ。
天才と言われた『ひふみん』や『藤井君』よりも強い設定なわけですよ。
『街の小学生バスケット大会』とは違うわけですよ。
まあ、そういう作品だと割り切ってニヤニヤみる分にはいいんですけど。
姉弟子とか桂香さんとかの魅力的なコが不遇なのが、あまりにアレなんですよ(^^;;
上記以外に「Beatress」と「メルヘン・メドヘン」があるんだけど、
これらは放送が跳んだので、保留。
ここからは「期を跨いだ/跨ぐ作品」。
▼魔法使いの嫁
▲魔法使いの嫁
2017年度秋からの2クールもの。
「見える」ことから孤児になってしまい「無気力・自棄的」になっていた日本の少女と、
その彼女を「弟子兼嫁候補」として引き取った、妖精界からのはぐれ者・異形の魔法使い。
この「人間としては欠けている」2人の交流の物語。
「魔法使い」といってもいわゆる「魔法少女」ではなく、舞台となっているブリテン独特な妖精・精霊的方向性。
雰囲気はだいぶ違うけど、「夏目友人帳」みたいな自然的存在や魔術の方向性ね。
前述の通り、主人公の2人がどっちも「人としてダメ」なところがあって。
それゆえの独特な雰囲気があって、人は選ぶかと。友瀬は割と好きなんですが。
・・・ああ。「(暖かく引き取ってくれる)とうこさんにめぐり合えなかった、夏目友人帖」になるかもしれない(笑)
▼バジリスク 桜花忍法帖
▲バジリスク 桜花忍法帖
2017年度冬から始まった作品。
以前にあった「バジリスク 甲賀忍法帖」の次代の話。
まだ落ちていないし、そもそも前作と違って「全編バトルではない」ので、保留。
▼刀使の巫女
▲刀使の巫女
2017年度冬から始まった作品。ただし一応冬期だけで「第一期」として落ちてはいる。
現代日本+伝奇的背景を舞台にした、剣術モノ。
荒魂と呼ばれる怪物と、それを刀で斬って祓う少女たちのバトルストーリー。
ストーリー詳細はネタバレになるので避けるとして。
印象としては「真剣に剣術を描こうとしている」感じかな。
第一期もきちんと落ちていて、好印象。
▼グランクレスト戦記
▲グランクレスト戦記
RPG的ファンタジー世界観における、戦記物。
一地方の君主を中心においた、群像劇。
ちなみに、同名のTRPGがあり、その世界観の上でのストーリーになっている。
ストーリーとしては保留。
ただ正直、ちょっと舌足らずというか、伝わりづらいというか、そんな感じは受ける。
群像劇特有の『多数の登場人物』。
TRPGシステム特有の世界観:『システムを知らないとよく理解できない描写』。
というようなことが最初から怒涛のようにでてくるのが、よろしくないような。
ご意見などがあれば。
ちと「セキュア運営するページ」を作ってみたくなってまして。
それを踏まえてのいろいろ調査・実績中です。
まあ、今回の場合はすでに Pukiwiki関係者が検討・実施済のものがあったので、それをこちらの環境で構築するためにごちゃごちゃやっていた、という感じです。
以下、備忘録も兼ねてリンク類。
PukiWikiにTwitterアカウントでログイン
http://umorigu.hatenablog.com/entry/2017/05/07/062253
IISでLet's Encrypt を利用してSSLサイトを構築する (letsencrypt-win-simple クライアントを利用)
https://www.ipentec.com/document/software-iis-ssl-certificate-using-lets-encrypt
上記に加えて、友瀬の実施上のハマり&解消ネタ。
- httpsはポート443をWatchするように実施する必要がある。
- ところが、友瀬環境ではすでにこの443を使っているアプリがあって、ポート衝突してうまくIISを初期化できなかった。
- 一度そのアプリを殺してから登録することで対応可能。
設定後、要Windows再起動。
ご意見などがあれば。