先日リリースしたGlenelg Ver0.83cで実施した「トキシンオブマンドラ対応」で、
2025年6月の新スキルでの懸念だった「詠唱あり」「自分中心スキル」に対応済。
育成の都合上他のホムについては友瀬は直接確認できていませんが、『バイエリ「ハイリゲプフェーアト」』については有志情報あり。
基本骨子はできているので、他のスキルもたぶん動いていると思います。
詠唱中断された場合の動作その1†
国際RO関連の情報サイトを見ていると、今回の「詠唱付きホムスキル」の一部はいわゆる「詠唱中の被弾などでの詠唱中断」があるようです。
現状、これに対する処理が何も入っていないので、どうしようか迷っています。
「どうせまた(確率で)再使用する」ので何もしなくてもよいかもしれませんが。
PCで詠唱妨害をくらった場合に「連打orタイミング見て再使用で通す」というようなことはやりますよね。
同じように、ホムでも中断されたら急いで再使用すべきという視点もあるかと思います。
ホムAIでは「詠唱が中断されたかどうか」を知る直接的な手段はないのですが、次のように処理すれば、推定はできます。
Step1: 詠唱スキルを使用した時点でのSP/HPの現在値を記録
Step2: 次以降のAIサイクルで「詠唱状態」なら、特にアクションなし。
Step3: 次以降のAIサイクルで「詠唱以外の状態==詠唱をしていない」状態になったらHP/SPの減少状態をチェック。
Step3-1: SPだけが減っていてHPが変化なしなら、スキル使用成功
Step3-2: SPが減っていないが、HPも変化ないなら、おそらくディレイなどでの失敗(テレポ前後などで起こるリスクあり)
Step3-3: SPが減っていない&HPが減っていたらダメージで中断されたと予測できる
Step3-4: SPもHPも減っているなら、被弾しながらもスキル自体は成功といえる
上記Step3-3の状態になっていたら、再使用する、とかですかね。
ただしPCと違って「敵の攻撃タイミングを見る」ことができないので、連打的な使用しかできないですが。
(要調査)詠唱中断された場合の動作その2†
同じく「詠唱妨害される」ことについての別の対応、というか消極的な対処なんですが。
前述の通りホムは「敵の攻撃タイミングをみる」ことができないですし、現実問題としてFlee不足気味なのも否めないので、
何度使用したって中断されてしまう恐れがあるわけです。
だとすれば「ホム自身が敵から攻撃されている」ときは中断されうるスキルは選ばない・使わない、というような選択肢もありそう。
「要調査」にしているのは、どのスキルが中断されうるかを調べて対応しなければならないから。
現状この条件にあたるAI内部的な知識もないので、それの追加が必要ですが。
それさえわかってしまえば、対応自体はそれほど難しくありません。
まさに「攻撃されている」フラグを作って、範囲攻撃スキルの使用判定時に「被攻撃中なら使わない」という処理をかませるだけなので。
遠距離からの「自分中心範囲攻撃」†
当たり前といえば当たり前ですが、Glenelgではスキルを使う場合「対象となる敵がスキルの射程内にいる」ことが使用条件になっています。
従来のスキルは基本的に(ある程度の射程差はあれ)数セル遠くに打つ遠距離スキルがほとんどだったので、別段問題にはならなかったのですが。
今回の「自分中心範囲攻撃」は、ちょっと違ってきます。
現状のGlenelgでは自分中心範囲攻撃は「射程1のスキル」として使っています。
ですが実際には範囲がそこそこ広いので、射程2~3のスキルとして使っても「巻き込める数が変わらない」可能性があります。
前述の「被弾時にスキル中断される」恐れも考えると、遠間から撃ったほうがいいケースもありそう。
さらにいうと、Glenelgには「遠距離戦闘」「逃亡時戦闘」の動作もあります。
「前列として敵を抱えているボスケミ」に対して、ホムは接敵せずに遠くからスキルを撃つという戦い方ですね。
この場合「射程1の自分中心範囲攻撃」は、敵に隣接していないので当然使いません。
が、前述の通り実際には「自分中心範囲」の端にいる敵には届きうるわけです。
まとめると:
自分中心範囲スキルの射程を、現状の1から伸ばす。
伸ばす量は、スキルの「範囲」の大きさによって多少変わるはず。
とりあえず、どのスキルも通常時は射程を2にしてもよいと思われる。
射撃モード時は、自分中心スキルの範囲に応じてさらに3とか4に伸ばす
・・・というような対処をいれてもいいかな、と思っています。
少なくとも前者の「通常時射程2」は新しい仕組みもなにもいらないので、単純に採用してもよさそう。
エレノアのスタイルチェンジ対応のさらなる改善†
ここからは新スキルとは関係ない、現状の実装の話。
エレノアのスタイル(打撃モードorつかみモード)の切替状態は、ROシステム上、ホムAIから直接参照する手段はありません。
現状のGlenelgではある程度の自動スタイルチェンジに対応しています。
自分が打撃モードと仮定して、そこからつかみスキルを指定されたら自動でスタイルチェンジ、など。
しかし本質的には「あくまで仮定」ベースで、モード不一致についてはユーザーが意識して切替しないとならない。
で、前述の「詠唱妨害された判断」まわりの検討をしていて気づいたのですが。
現状のGlenelgでも一応「緊急回避」の対応で「スキル実行したが(クールタイム起因で)失敗」を判断する仕組みがあります。
これを使って例えば「ソニッククローの使用を試みて、でも失敗」というのをトリガーに判断するとかできるのでは?と。
同じように(こちらはそうそう使わないと思いますが)つかみの「ティンダーブレイカー」でも同じことが言えます。
これらのスキルが失敗するケースは、スタイルの違い以外にも「気弾がない」「重力座標起因の不発」など別原因がありえます。
そのため無条件だと誤判断のリスクがありますが、一定の時間内にある程度失敗するようなら、という条件追加によって軽減できる可能性もありそう。
回復スキルの優先度調整†
現状、戦闘中でのスキル使用判断は「治療スキル」「バフスキル」「範囲攻撃スキル」「単体攻撃スキル」という順にチェックしています。
この順番について、優先度を見直したい:特にいえば回復スキルの優先度を下げたほうがいいかも、と考えています。
現状の仕様、もともとは「死ぬよりも生き残るほうが重要だから、回復が先だよね」という発想から作ったもの。
少なくともホム実装当時〜ホムS実装当時の状況を思えば、当時のこの判断は間違っていたとは思いません。
ですが現実問題として四次職時代の「MaxHP100K越えはあたりまえ、それも100Kやっとくらいでは少なすぎ」という現状において、1回の回復量が1万にも満たない回復スキルはあまりに力不足。
まあホムの攻撃スキルもまた、本体火力に比べると微妙なことも否めませんが・・・
ともあれ現状だと、他スキルよりも優先して回復スキルをまわすことが多々あり、それでいいのか?という気がしています。
とまあ、とりあえずはこんな感じ、ですかね。
ご意見などがあれば。
エラー落ちしていた原因と条件†
本質的な原因は、Glenelgでの「スキル使用成功・失敗チェック」のメカニズムの暴走です。
発生する条件は、次の2つを満たすこと。
条件1:ユーザーが手動操作で「対象指定を行わないスキル」を使用すること
条件2:条件1で使用したスキルに詠唱があること(AIから見て詠唱を観測できること)
背景となるのが、ROクライアントのAI処理仕様:「対象をとらないホムスキル」をユーザーが手動で使用すると、AIは「ホムがなんのスキルを使用した」のかを把握できません。
上記の発生条件を満たした場合、AIは「自分が使った覚えのないスキルの詠唱発生を観測」してしまい、結果、想定していない例外エラーになっていました。
細かいことをいうともっといろいろあるのですが、ざっくりいうとそんなかんじ。
ついで:自分中心のスキル。†
GlenelgAIの仕様上、攻撃スキルは(あたりまえですが)敵を射程内に収めているときにのみ使用します。
ここで重要なこととして、今回新規追加されたスキルのいくつかの特性:「ホムンクルス中心で発生する攻撃スキル」は、当然「射程ゼロ」です。
そのため「射程ゼロまで近づく==同じセルに入ること」が必須で、これは通常起きないため、範囲スキルが使えない状態になっていました。
仮想的に「自分中心攻撃は射程1」とみなすことで「敵に隣接してから使う」ようにしています。
このあたり、チューニングの余地があるのですが、今後検討。
以上、そんな感じ。
ご意見などがあれば。
バイエリ「ハイリゲプフェーアト」でも動作確認できました!手動もAIのオート発動も問題ないです。 早速ありがとうございました!! --